第46章 空中都市
ケイト「魚や動物などの家畜の養殖に、浄水に、ここで育った植物魚動物全般を食べた際の確認。
時間加速による悪影響はないかの確認もして、時間加速の中に土壌の栄養分も増やすよう調整して
光、太陽のそれも時間分取れるようにしつつ、水もまた同様に取れるよう…つまり、各々にとって最適な環境になるよう常に調節。
もう既に最後のは治験済みで、食べた人体にも動物にも悪影響はないから大丈夫。
寧ろ元気になり過ぎるぐらいで疲労感は吹き飛んで体力と精神力は全快するし。
ただ、傷が一瞬で治るわけじゃないから。そこだけ問題。治りが速くなるだけだし」
『……』
ケイト「それと警備の確認もしないとね。
そして例の食事のそれでも問題なくできているか、味覚のそれについても正常かの確認。
あと時間加速の中で不足分を植物や動物達に対して人口の太陽でしてるけれど、ちゃんと紫外線を受けてビタミンDが生成されてるか皆の身体も確認して。
薬草などについても外のより効力が上がってるようだからどう違うのか検証して、それらの相互点を通信機でアミッド達に知らせて。
デメテルの所にも一応確認取ったけど、大きい上に栄養価も高いんだって。
ついでに言うと、普通なら大きくなるとその分薄れることもあるらしいよ?」
『………』
ケイト「金属についてもヘファイストスとゴブニュに確認を取っててね?
勿論普通より性質が凄いんだって。
各植物にとって最適な環境を作っていっている内に、鉱山みたいな場所を動植物園の一角に作ることになったんだ。
それによってオリハルコンの原料が掘り出されるようになってさ。
それも時間加速による副次効果なんだけれども、食用としてもできる植物や動物だから欠かせないんだ。
でも鉱物が多過ぎれば環境が変わるかもしれないってことで悩んでたら買い取る手助けもしてくれて、それで造られた武器や防具を警備隊に卸してくれるんだ」
『…………』
ケイト「それから警備体制についても万全か、うまくいっているかの確認もして。
行うことの順番、体制についてもはっきりとさせといて皆の意見も聞いて…ってこれはやったか。
魔法付与による効果も切れればすぐ知らされるよう機能の確認して。
空中に浮遊し続けていられるよう現実世界から隔絶される機能の確認もして」
フィン「やり過ぎだ!;」
ケイト「へ?」きょとん