第46章 空中都市
各階、屋上から降りてすぐの200階にある窓辺際に広い休憩所へ←1677ページ参照
そこで食事を頼んだ後、待ち時間を利用して教え込んでいた。
リヴェリア「所でお前は何系だったんだ?」
フィン「?…僕かい?
僕は
ケイト「変化系」にや
リヴェリア「何?やはりそうか」じと目←フィンを見やる
フィン「違う!!;
僕は操作系だ。
リヴェリア、君も悪乗りしないでくれ;」
リヴェリア「ふふっ。済まない^^」くすくす
ケイト「というか…
私が神経質な具現化系だってことについては、誰もツッコまないんだね」
『誰がどう見てもそうだろう』
ケイト「え!?;」←気付いてない(自覚もない)
フィン「君は責任感が強過ぎるというか;
だからこそ細かい所ばかり気にして、気にして欲しい所に着目してくれない場合が多い。
それもまたアスペルガー症候群の特徴なのだけれど
ケイト「ええ!?;
どこ!?どこ気を付ければいいの!?
教えて!!」すくっ!!
フィン「……
自分の命を、粗末にしないことだよ。
それが第一条件。絶対に揺らげてはいけない部分だ。
君の場合、死なれて残されたからこそ…
その環境も相まってか、死んで欲しくないと、傷付いて欲しくないと必死になり「過ぎる」」
ケイト「過ぎ?かな?」
ティオナ「自覚なかったの!!?;」ガーン!!
ティオネ「逆に驚きね;」怪訝
アイズ「…いつものことだと思う」
ケイト「ぅっ;」
ティオネ「言えてるわね」
ケイト「ぅぅぅ」
ティオナ「中々ノーとも言えないしね。
是が非でも譲れない時は絶対ダメ!って言うし是が非でも止めるけれど」
ケイト「ううっ!!」ぷんすか!←拳を振り上げる
アイズ「頑張って我慢してるね」
レフィーヤ「そ…そうですね;」
リヴェリア「変な所で気を回し過ぎる嫌いもあるしな」
ケイト「嫌いって…好ましくない傾向って意味だよね?;」しゅんっ←肩を落とし俯く
『やっぱり単純だ!;』
リヴェリアは椅子に座って向かい合ったまま、その頭をそっと撫でた。
リヴェリア「長所であるのはわかっている。
だが…無理はするなと言いたい。それだけだ。
お前一人が何もそこまで背負うことは無いと思うからこそな」微笑
ケイト「……わかった…気にし過ぎないよう、囚われ過ぎないよう、気負い過ぎないよう頑張るよ」真剣