第46章 空中都市
リヴェリア「!?」瞠目
フィン「どうやら真偽を確かめている所だったようだし
僕達が自分から攻撃しないと態度で示しても、刺激しないよう振る舞っていてもああだった。
終末神が現れるだろう時期は数分ほど先だったから、待つことにしたのさ。
そして終末神がちょうど現れて、そのタイミングで即座に浄化する為に無傷になるよう調節しながら遠くへ吹き飛ばした。
だというのに…返ってきた反応は、駆け寄ってきた女性からの先程言ったような言葉(嘆息)
それから説明をした後、世界を渡って浄化して回っている事を伝えると同行を願われたよ。
あわよくば…僕達の力の秘密を掴もうと思っていたんだろう。
魂胆が見え見えだ」
リヴェリア「……品位の欠片もない行為に、謝罪も無しか。
ひいては、その力の差もわからないほど弱いのか?」
フィン「…恩恵もない状態だとあんなものだよ。
不思議な力を使ってはいたけれど…
リミッターを外す技術に似たことが起こっていたのだろうね。
Lv.6だった頃に全員からかかられていたらやられていたかもしれない」
リヴェリア「…古代レベルの質量にものを言わせたものか?」
フィン「そこでは、そこ独自の力があるのだろうね」
そう話し合っている間も、ケイトは怒り交じりに
ケイト「暴力に訴えかけて、力を振るって無理にいうことを聞かそうとしている奴等と同じことをやっていると、何で気付かない?
何故自覚もないまま!続けていられるんだ!!?」
リヴェリア「…言っても詮無いことだろう。
そもそもだ。言って通じたのか?」
ケイト「…よくわかんない。
極東の言葉を発していたから、ちゃんと伝わるように話したけれど…
誠意は、感じられなかった。
言っている言葉に重みがない。
自ら傷付ける所か殺す力を振るっといて、先に力を振るってきた方の味方になって…
そりゃ見ず知らずの人と戦ってたら助けに入るだろうけどさ。
悪いと思っている感じは、一切なかったよ。
まだ信じてないって感じだった」
フィン「「お前のような者の下につくくらいなら死んだ方がマシだ。生涯会わないよう是が非でもする」とまで、君が言い走るぐらいだったからね;
強いとみるや否や下につくことを勧めてくるあたり、そちらでも権力争いがあるのかな?
やむを得ないと思うよ。彼等からすれば異物だし」