第46章 空中都市
陣痛前にかけた声
・元気付けるかつ勇気づける際の言葉(1558ページ参照)
フィン「共に、親になろう」
ぐっ!
フィン「妻も子もある身に、生きてなろう!
是が非でも…生きてくれ!!」
ぐっ!!
左手を掴む力を上げつつ、声を大にしながら叫んだ。
それにケイトは…痛みに涙を浮かべながらも、力強く頷いた。
その時、「是が非でも生きる」という意志が強く芽生えたお陰で、治りも早くなったのだと教えてくれた。
ケイト「場を与えたい。
素で、誰もがありのままで居られる…そんな場を……」
フィン「僕は既に与えられているけれどね」くす
ケイト「へ?」
フィン「君だよ」微笑
ケイト「!!//
わ…私だって…//」ぷるぷる
フィン「ん?」きょとん
ケイト「フィンが!!皆が!!
そうだああああああああああ!!!><////」
『……………………』シーン
ケイト「うわああああ/////;
恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしいいいいいいいいい!!!!/////;」ぼしゅううううううううう
フィン「よしよし^^//」なでなで←頭頂部を撫でる
ケイトが言うには、ホテル内の温泉には必ず全方位を透けさせて見渡せる機能付き
(魔術式、魔力がなくとも発動させようという意思を受けて触れられれば自動的に発動するようにしてある)
かつ窓がない開放的な露天風呂があり、雨や汚れに加え虫や病原菌などの生き物がホテルの外から入ってこないよう結界を張っているという。
おまけに、部屋の風呂はジェットバスにもスチームサウナにもなるが、露天風呂ではない。
どちらの風呂にも共通して言えるのは、外の光景を見ようとすれば例の機能を発動させればいつでも見ることが出来
雲の中にいる風景やその感触も、部屋にいる者達がその気になればいつでも堪能できるらしい。
その気になってない者のみには働かないよう意思を汲み取る機能がある。
勿論、部屋自身にもその機能は付いている為
たとえ窓のない部屋であっても閉塞感はなく、外の光景と共に「外の自然の空気」をいつでも取り込むこともできる。
それらが相まってか非常に好評を得ており、なおかつ世界中の風呂が2階から200階に分けて配置されてある為、より一層評価がうなぎ登りになっていた。
唯一の不評はというと魔導列車に乗る際の結界だけ。だが…