第46章 空中都市
それにケイトは真っ直ぐに双眸を見据えて笑いかけ…
あることに気付いたのか、表情を曇らせた。
ケイト「はっ!)
でも…」
フィン「ん?」首傾
ケイト「異端児は入れたのに、入れなかった人には悪いことしちゃったかな。
異端児は動物部分も混じっているからか純粋だから。
しないでって言ったら、ちゃんと聞いてくれる人だったわけだし」
フィン「ンー…^^;
兎にも角にも…人扱いするのはケイトぐらいだろうね。
あとは…差別のしない人かな?」
リヴェリア「それは置いておくとして…
明後日に2人きりの遠征でいいか?
2人分の用意ならば明日の内に私達でできるが」
ケイト「うん!お願いします!」ぺこり←深々お辞儀
フィン「それにしても急だね^^;」
ケイト「フィンの為だよ。
いや、こっちのしたいことでもあるんだけどね?
差別するのはどうとか、いろいろ考えもあるわけだし…
ただ……自分らしく、生きていける場所にしたい。
空中都市、コクーンで生きていける人達全てが…
その為の場所を作って、各々に合った場所を作って…
皆がうまく帳尻を合わせて、共に生きていけるよう調整したいんだ。
社会は各々の役割を為した上で、成り立っているものだから。
消費者然り、生産者然り」
フィン「……わかったよ。
それが君の考えなら…僕もそれに従うさ。
今の所、悪い点はないしね」微笑
そう呟いて返した。
ケイト「…ありがとう//」俯&微笑
フィン「ただ…
下に見られないかだけ心配だったけれど、あれだけ啖呵を切れるとは思わなかったなあ」にやにや←1673ページ参照
ケイト「ひいっ!!//
あれの指摘だけはやめて!!///;滅茶苦茶恥ずかしかったから!!/////;」
フィン「ンー…どうしようかなあ~?」にまにま
ケイト「やめてやめてえええ!!;」ヒシィッ!!←しがみ付く
リヴェリア「やめてやれ、可愛そうだ;」顔顰め&片目瞑
フィン「はははっ^^
あのままでは…差別視による被害に遭うだろうことは確実だったからね。
僕の助言もあって止まったわけだし」
ケイト「フィンは前世や前々世から口が異常にうまいからね」
フィン「軽く言ってくれるなあ^^;」
ケイト「昔っからでしょ?」ふんす&にまにま←したり顔
軽い応酬をケイトから受ける中、僕は笑って頭を撫でた。