第46章 空中都市
中心地エリアの駅、その屋根は厚み50cmの透明な赤色のステンドグラス。
下から上へは端から10m範囲は見ることが出来、透明テラスの様子も見える。
逆に透明テラスからは下の光景、その全てが見えるように作っている。
駅に壁はなく支柱だけがあり、全方面へと行き来が可能。
ホームも同様に壁も仕切りも無く、全方面から乗り降りが可能の特別な魔導列車となっている。
空間移動で移動する為、固定用の線路がある。
支柱から程近い場所に4つほど部屋があり、そこにある隠し階段から透明テラスへと登ることが出来る。
それを開幕式の際に誰かが入ってこぬよう、関係者以外立ち入り禁止にしていた。←1656ページ参照
勿論、空中都市コクーンの開幕式が終わった後は常時解放されている。
ティオナ「うわぁー。
パンフレットに書かれてる写真も綺麗!」
ケイト「…何か…携帯の動画に載せられてるんですが;」
フィン「ケイトの演説も込みでだね」
アイズ「!!///
カッコいい//」
ケイト「いや、それほどでは^^//;」
ティオネ「アイズが見てる動画、そっちじゃないわよ」
ケイト&フィン『へ?』
ティオネ「ほら、これよ。
結界内へ入れず駄々をこねる王族に対する処置、英雄語る!」
そう言いながらティオネは携帯の閲覧(1602ページ参照)にある動画を押して流した。
ケイト『家に恥じぬ振る舞いをしてから物を申せ。
貴様は…親、権力、生まれ持った地位を借りて、人を下に見る気か?
貴族や王族以外は人ではないとでも言うつもりか?
逆らえば反逆罪、逆らわないのならば当然。
その人を顎で使う態度が横柄ではないと、胸を張って言えるか?
民を代表する立場でありながら取る貴様の不遜な態度は、双方にとって迷惑ではないと言い張る気か?
私は、民の領主として…民の全てを護り抜く気でいる。
その心身を害する輩を入らせぬようにする為、結界を配置した。
試すような無礼な行いだということは全て承知の上!
そう取られるとしても、何と言われようとも護り抜く義務が私にはある!!
無礼を承知の上で、今一度問おう!!
貴様の主張や意向は、それを折ってでも通すべきものか!!?
決して民に傷を作らぬと保証できるか!!?』
『うおおおおおおおお!!!!』
怒号の如く歓声が周囲から沸き上がった。