第46章 空中都市
・ふとした疑問
ケイト「……」じいいいいいいいい
フィン「?;
僕の顔に、何かついているのかい?」
ケイト「………顔じゃなくって…」じいいいいいいいいい
フィン「?;」
ケイト「ちょっと触ってみてもいい?」
フィン「ん?;
ああ、別に構わないけれど…一体どこを?;」
ケイト「………」すっ
手を伸ばし、触れられた場所は…頭頂部で……
すっ←頭頂部の跳ねてる部分に手を当て押さえる
ぴょんっ←戻る
すっ
ぴょんっ
すっ
ぴょんっ
すっ
ぴょんっ
ケイト「……////」ぷるぷる
フィン「?;ケイト?;」怪訝
ケイト「アンテナ///」ぷるぷる&だきっ!←胸元に縋り付く
フィン「!?;
…一体…何が?;」???
ケイト「もぉ、フィン大好きいいいい><////」すりすり
フィン「???;」←未だ理解できてないが背を撫でてる
フィンの頭頂部にて跳ねている髪の癖は
ワックスでもなければぺったんとなることは無かった…
その様が…何故か……アンテナと見紛うてしまったのは、ここだけの話。
―――本編に戻ります―――
出産する前の、終末神との戦いでの心境を僕が思い返している間もなお…
ポンポンと話は進んでいき…買い物も、記念にとおもちゃや木刀を買っていた。
アル「うう!うううう!!」
必死に手を伸ばす先には小さな小枝のような木刀があって
アルでも持てるか確認した所、無事に持てたのでプレゼントすることにした。
それはアルのお気に入りとなり、不思議なことにオリハルコンの如く折れることも壊れることも、削れることさえも無かった。
店主の話だと、精霊王の森の木の自然に落ちた枝から作られたものらしい。
素振りの音もよく、僅かにだが衝撃波と見違える程の突風を巻き起こしていた。
ディ「うううううう!」
ディは杖を欲しがり、同じく同様に枝から作られたそれをプレゼントすると…
宙に僅かに浮いてから、再び乳母車に敷かれているクッションへと落ちた。
魔力と自然に溢れる精霊王の森で育った木というだけあって、魔力伝導体にもなるようだ。
どちらも素質は非常に高いようで、アルは剣技に、ディは魔法に秀でているのが見て取れた。
『流石…;』
アル&ディ『きゃー!^^//♪』木刀&杖を振り上げる←大はしゃぎ