第46章 空中都市
ティオネ「団長!一緒に行きましょう♪」
フィン「あ…ああ;」
参ったな…;
めげる気配が欠片としてない;←ティオネのこと
ケイト「それにしても…出産祝いに持ってこられるものの中に、乳母車もあるとは;」
ティオナ「皆感謝してるんだよ。結果的に助けられたわけだし」
アイズ「うん…とても、感謝してたよ?」微笑
ケイト「!…(俯)
ありがとうは…こっちの台詞なのにな//」ぼそ
ティオナ「?何て言ったの?」
ケイト「ううん。
こっちの台詞ってだけ//(ごにょごにょ)
さ!乳母車も車椅子と同様に宙を浮く仕様にしたから!」
『ええ!?;』
ティオナ「あ!
だったらケイトも車椅子に乗ってきなよ!
悪露って貧血がひどいんでしょ?」
ケイト「いや、それには及ばないよ。
フィンからたっぷり輸血してもらったし、アミッドから造血剤も貰ってるから。
眩暈は大体貧血から来るものだし、貧血自体が改善してればなんとか」
ティオナ「そっか」
それから家を出て、玄関を出た後で住宅街襟を抜け
そこから程近い商店街エリアへ向けて歩いて行った。
魚屋や肉屋、おもちゃ屋と…
それらを順々に過ぎてから数分歩いた所に、それはあった。
煙突から湯気が出、男湯と女湯と暖簾が掛けられているのが隙間から見えるそれは…
ティオナ「銭湯!!?」
ケイト「ああ。
土を貰い受ける際に、たまたま掘り当てたんだ」
『流石天運;』ぼそ
ケイト「源泉は精霊王の森からなんだけど、住宅街の皆にも浸かれるよう風呂の湯は全てそれにしてるんだ。
この銭湯は観光に来た人達用で、『温泉ゆらりお』(394ページ参照)の人達に協力を仰いだんだ。
快く引き受けてくれてね?温泉ゆらりおの空中都市コクーンの支店として営業してくれてる。
あ、先に入ってく?」
ティオナ「ううん!
たっぷり汗かいてから帰るつもりだから、帰りで!」
ケイト「皆もそれでいい?」
ティオネ「賛成よ」
フィン「いいね」
アイズ「ジャガ丸くん風呂//」ドキドキ←429ページ参照
『え?;』
後に、家族風呂という存在に気付いてそれに僕はケイトとアルとディと入って
(酒を共に月夜の下で楽しみつつ)
女湯と男湯に分かれ、風呂を堪能することに。
最後に卓球を楽しんだわけだが…怒涛の激闘になったのは言うまでもない。