第46章 空中都市
ケイト「「なんか頑張ってたら世界救ってた。終わり」でいいじゃん;」
アスフィ「よくありません!!;
何ですかそのお粗末な纏め方は!;」
フィン「まあ…ケイトだから…
こだわりが強いし、ケイトにとっては深く考える対象ではないんだろうね;」苦笑
アスフィ「っ;そう言われても困ります!」ぷりぷり
ケイト「…何で怒ってるんだろう?;」
フィン「…気付いてあげてくれ。
いいかい?
メシア・デイということは君の二つ名【救世主(メシア)】から取った名だ。
つまりは「君の」祭りであって、主役は君なんだ。
君自身が祭りの主役なのに、そういう態度を取られたら困るだろう?;」
ケイト「横柄よりはいいと思う」
アスフィ「無頓着過ぎるんです!!;自身の手柄に関して!;
大体…黒竜を倒した報奨金のほとんどをロキ・ファミリアに寄付したそうではないですか;」嘆息&呆れ顔
ケイト「いつものことでしょ?
少なくとも半分はうまい具合に利用してって渡してる。
それ以上のものを、私は貰ったから」微笑
アスフィ「………このお人好し加減は、何故維持されたのですか?;」ひそひそ
フィン「…ケイトの本質なのだと思うよ?;」ひそ
じいいいいいいいいいい
ケイト「?」きょとん
アスフィ「納得しました;」額押さえ&嘆息
フィン「だろう?;」腕組&嘆息
駅の屋上テラスから2階へと上がってから1階へ降りてテレポートの紋様へと触れる前
【万能者(ペルセウス)】(アスフィ)はようやく合点が行ったようで、辛うじてではあるが無理やり飲み込んだように見えた。
そうして各自解散ということで、空中都市にある自宅へと帰ってからアイズ達と合流し、その日は一日畑づくりへと勤しむことに…
なるかと思ったが。
ティオナ「私達も観光しようよ!!」
ケイト「へ?」
どうやら…そうは問屋が卸さないようだ。
それから話はとんとん拍子に進んでいき、畑づくりは土地の範囲を決めた所で一時中断。
明日へ持ち越しということになった。