第46章 空中都市
動植物園エリア責任者「キューイは分身と交代交代でしていますので、動植物園にてご見学したい方はどうぞ?」
『おおおおおお!!』
ケイト「ドンと爆太郎は普段自宅にいるんだけど…;」
動植物園「本日限りということで!触れ合いもただ!
ただし順番に並んでよ!?
嫌がらせたら!ダメー!!」腕バッテン
ケイト「非常出勤が有ったら抜けさせるよ?」
動植物園「勿論です!人命第一!」
遊園地エリア責任者「遊園地では…何があるか?
ご当地キャラに、ご当地グッズ!
値段を要求するのはそこらだけ!!
風船ただに遊具巡り全てただ!持ってけ泥棒!」
『おおー!』
遊園地「おまけに全てのアトラクションに、写真を自動で撮るカメラが設置されてあるから、撮影スポットと同様によろしく!」
『おおおおー!!』
遊園地「混雑具合も、待ち時間予測も、遊園地での地図アプリダウンロードで随時確認できちゃうぞ!
おまけに検索AIが希望に合わせて、おすすめの順番を提示してくれちゃいます!」
『おおおおおお!!!』
遊園地「全員思う存分楽しめーい!!」
『おおおおおおおおお!!!!』
「ホテル最上階でのスカイボード練習風景も自動で撮影されていますので、是非とも記念に。
人だと認知されたもののみボードにあげられます。
携帯を重ねれば自動で選抜してくれるので、この機会に是非。
勿論、動画もありますよ」
『おおおおおお!!』
「皆様方、お伝えしたいことはもうありませんね?」
ケイト「…」こく
『………』シーン
それが、空中都市最後の「嵐の前の静けさ」だった…
「では、これにて『空中都市コクーン』の開幕式、及び説明を終了します!
お客様方、ご自由にどうぞ!!」
『わああああああああああああ!!』
凄まじい歓声と共に、客人達が各々行きたい方へと進んでいった。
「遊園地エリア、入場ありがとうございます」
「ホテルエリア、入場ありがとうございます。
スカイボードを楽しみますか?」
スタッフ一同が客人への挨拶と共に案内に勤しむ中、僕達も行動に移さなければと思った。
というのも…ここ(駅の屋上透明テラス)もまた、立派な撮影スポットに他ならないからだ。