第46章 空中都市
ケイト「そしてなんと!
ため池に居る大目玉は27階層階層主、「双頭竜」アンフィス・バエナ!!
純粋な戦闘力はLv.5だが水上ではLv.6相当の強さを誇るとギルドで認知されており、現在確認されている唯一の移動型階層主です!」
『ええええええええええ!!!!?』
ケイト「それが…散歩ついでに階層主見たいなあって思って、おいでませーって力流し込んだら神獣となってついてきちゃったの^^;」
『はあっ!!!?;』
ケイト「ため池の水の調子を見るのを頼んだんで、アンって名付けた。
人は襲わないよう仕込んだから大丈夫。
ただで見れるよ」
「よし!行こうっ!!」
ケイト「アンちゃんって呼んであげてねー?
触れ合いに関しては流石に無理だけど、写真だって係りの人に言えば撮れるし現像できるよ?
現像代だけはいただくけれど」
ざわざわ
「でもお高いんでしょう?」
ケイト「それがどっこい!
1家族につき80ヴァリス、結構でかく伸ばせるよ。
サイズで値段は変わらないからご安心を。
携帯もお持ちの方は30ヴァリス追加でデータを提供します。
データのみでいいと言うのなら60ヴァリス。
携帯に関してはホテル1階にて販売しております。
オラリオの方々、試運転にご協力いただきありがとうございます」ぺこり
『ありがとー!!!』
「お陰で毎日充実してっぞおー!!」←男性が両手を口の横に手を当てて声を張り上げる
『そうだそうだー!!!』拳を揃って振り上げる
ケイト「こっちこそありがとー!!!
(逆に感謝されてしまった…;)
各自絶景の撮影スポットは係りの者が知っていますので、お尋ね下さい。
マップにも書かれてありますが、そのスポット巡りでスタンプを集めればご当地限定の景品がついてきます。ただで!」
『!!!』
フィン「…まるで商談みたいだね…^^;」汗←引き攣り笑い
アスフィ「ええ。演説というよりは…まさにそれかと;」汗
冷や汗が止まらない中、なおもそれは続いていく。
階段を上った上は透明な場所、そこに備え付けられた椅子に座ったままの僕達は静かに、テラスで演説を続けるケイトを見守っていた。