第45章 魔術式
ドンマイという言葉と共に、肩に手を乗せて軽く次々に叩いていった。
ケイト「と…考えてるのが自分なんだけれども、やっぱり皆も皆で違うんだよね?;」
ティオネ「私は即殴る・・」ギラリ
ケイト「それはダメ!;
って言うかヤダ!;痛い思いさせるの!;」
ティオネ「逆に噛み付いてくる奴にどうやって力加減覚えさせるのよ!!」
ケイト「あ;一理ある;」
リヴェリア「それは一体どういう観点でだ?;」
ケイト「えっと…噛み付き癖のある子供がいてね?
あ、守り人の子供だから全員動物なんだけれども
噛まれて痛かったら、それと同じぐらい噛まないとやめてくれないの。
噛む力加減を覚えるのに必要なことでね?
一見痛いって悪に見えるけれど、動物間の中で生きていく上でも大事なことで…
あ…人間はないんだっけ;」たらたら
ティオネ「まあ…兎にも角にも、あんたが甘過ぎるとそれは相手にとって毒になるわ。
強く当たってやりなさい。
覚えておかないと人間間では舐められるわよ。チョロイとか何だとか」
ケイト「うーむ…
難しい!!私にとっては!」
ガレス「いわれなき扱いを受けていたんじゃから仕方あるまい;」嘆息
フィン「けれど…だからこそなのかな?
君(ケイト)に益々惚れる一方だよ^^//」ぎゅっ←ケイトの左手の甲の上に右手を乗せる
ケイト「!//」瞠目
フィン「そのような方向へ考えを巡らせること自体、他の人では早々ないからね。
いい刺激にもなる」微笑
ケイト「…//
ありがとう///」微笑
精霊王「ラブラブじゃな;」
ロキ「いつものことやろ。
ま、どっちの気持ちもわかる分…どっちも止めれんのが難点やけどな」溜息
冷や汗交じりに呟く精霊王に対し、ロキは溜息交じりに答えた。
膝の上に肘をつきつつ、拳の上に顎を乗せて溜息を零しながら。
ケイト「要はさ…その行動が人によっては「悪」となると気付いた上で、実行に移せるか。
実行に移したとして、自分が自分を赦せるか…
あいつらにとっては、それが何でもないことだから…毎日できたんだと思う。
人の在り方なんて人それぞれだから、それでいいとも思うよ。
罪悪感も感じない程に、私はどうでもいい存在…
人ひとりに対して多人数で囲んで、一切向き合わず
そうしても何も感じない、それが…その人の人生なわけだし…」にや