第44章 出産後
ケイト「おっかしいなあ。
お乳ならつい1時間前に上げたばかりだったはず…あ、おむつだった」
せっせ
素早く拭いて新しいおむつに変える中、僕はそれを見守りながら呟いた。
フィン「ああ。そっちか」
ケイト「フィンもおむつやる?」にや
フィン「遠慮しておくよ^^;」←若干引いている&後ろへ下がる
ケイト「いやいや、私も悪露でおむつはいてるんだし!
これでフィンもはいてくれたら4人揃っておむつ家族ってことで!」にやにや
フィン「それは一体何のこだわりなんだい?;」たじっ
ケイト「よいではないかよいではないか~♪」ぐいぐい
フィン「やめてくれ!;嫌だ!!」たじたじっ!
アル&ディ『きゃー!!^^♪』
ケイト「ほら!アルもディも求めてるよ!?」ぐいぐい
フィン「そんなわけないだろう!?^^;」たじたじ
すくっ!!←ベッドの後ろ(窓際)へと逃げるフィンを追い込む為、ベッドの上へ立ち上がる
ケイト「よいではないk(ぐらっ)
フィン「!!ケイト!」だっ!
ぱしっ!←前へ倒れ込むケイトへと駆け寄り受け止める
ケイト「……ごめん;…立ち眩み;
何でだろ;
レフィーヤの時はちゃんと、ある程度できたと思ったのに;」
フィン「アドレナリンが出ていたからだろう。
もう一つ付け加えるよ?
無理はしないでくれ」
ケイト「…ほい;」頷
フィン「…身体は一つしかないんだ。死ねば…死んでしまえば……」
ケイト「……ごめん…フィン……いっぱい、心配かけて」
フィン「…いいんだ、君が生きてさえくれていれば」ぎゅっ
肩を抱き寄せ、横抱きにし、ベッドへ横たわらせた。
ケイト「フィン…私ね……
私…どうせ死ぬのなら、一番新入りの自分がって思ってた」
フィン「!!」瞠目
ケイト「関わった時間が短い内にって思ったんだ。
その方が、きっと…哀しみだって、他の皆が死ぬよりは少ないはずだって。
想い出も…想いも、過ごした時間が短い分、まだ少ない方だからって」俯
フィン「馬鹿なことを言うな!!!」両肩を掴む
『!!!』
フィン「僕にとって…君は……!(ぽとっ&震)
過ごした時間など関係ないぐらいに、狂おしいほどに大切な存在なのにっ…!!(ぎりっ!)
過ごした時間だけで!その長さだけで!!想いの重さが変わると思うな!!!
僕の気持ちを!!想いを!!!無視するな!!!!」