第44章 出産後
けたたましい騒ぎの中、アルとディは笑顔を浮かべながら寝ており…
僕は微笑まし気なその光景に、アルとディの頬を撫でながら見守っていた。
ケイトは必死に魔法を弾き、レフィーヤは魔法をひたすらにぶつけ、アイズは…映像のケイトを抱き締めていた;
それから数時間後…
もう1パック無課金のものを手に入れた所、SSRは出ずSRだけだった。
僕もまた、同じ結果だったのは最早言うまでもないだろう。
これで、10連を5回使った上でSSR1つのみという結果になる。
課金すれば30枚パックで目的のSSRが1枚付いてくるのだが…しないということで話がついた。
子の為に残しておきたいというのもある。
ケイト「無課金に厳し過ぎだろ!!;」
フィン「ドンマイ;」ぽんっ
苦笑しながら肩に手を置いた。
勿論、病室でのことで…例の騒ぎから数時間経った後のこと。
僕に必要分のポイントを譲渡した上で、例の書店にて10枚パックを2つ選んで交換という形を取って戻ってきたのだが結果は無惨にも…
ちょうど病室に戻った際には…
先程の騒ぎでわざわざ扉を開けてツッコミと共に殴った後、颯爽と扉を閉めて去っていったリヴェリアがいた。
どうやら例の文明維新が順調に進んでいき、完成も明日になったとのことらしい。
リヴェリア「貯めておいた方が得ではないのか?;」
フィン「僕もそう言ったんだが…何分、衝動に負けてしまってね;」嘆息&腕組
瞑目し、苦笑しながら嘆息を零すと…見抜かれたようで目が鋭くなった。
リヴェリア「キラン)
…お前もか」じと目
フィン「……;
僕もケイトも、課金はしていないんだけれどね^^;
はははっ。
はあっ」がくっ←肩を落とす
ケイト「フィン…(うるっ)
私がついてるよ//;」ぐすん&だきっ
フィン「ああ…僕もついている」だきっ
リヴェリア「……;」
その頃のレフィーヤ…
レフィーヤ「あ…アイズさん//」ドキドキ
先程まで散々罵っていた行為と似たようなことを自室で隠れてやっていたなど、誰も知る由もなかった。
テロップ『同じ穴の狢!』
精霊によると、全方位からくまなく舐め回すかのようにじっとりうっとりと眺め続けていたらしい。
数時間に渡って……