第44章 出産後
母「まったく(嘆息)
せっかく検索AIに場所聞いて迎えに来たってのに…
ほら、ぱっぱと帰るよ?」←手を伸ばす
男の子「…ん」頷き、手を握り返す
母「あ、そうだ!」
男の子「?」
母「お使い、あんがとね。助かったよ」微笑
男の子「お…俺がいないと困るからなー//」によによ
母「調子こいてんじゃないよ」ぺちんっ!←反対側の手で頭叩く
男の子「いでっ!何すんだよー;」頭押さえ
母「いいから!
帰って、手ぇ洗って、うがいして…おふくろの味を堪能しな!」
男の子「へーい」
母「返事は?」ジロッ
男の子「はい!」気を付け
検索『楽しいひと時でした』
男の子「楽しくない!
まあ…悪くはないけどさ」ぼそ&ごにょごにょ
母「素直じゃない子だねえ」溜息&苦笑
男の子「うっせーやい!」ぷいっ
なんだかんだで、幸せそうな日々を堪能していましたとさ。
一例、完。
記録システム、それも3つある。
1つ目、撮影。
カメラが映した画像をそのまま保存できる。
目で見えたもの、映ったものをイメージとして選択して保存することも可能。
脳内でイメージしたものを画像としても保存でき、相手に見せることも可能。
撮影と念じただけで、念じた際にカメラに映ったものが保存される。
目に映った全てを連続して記録し続けたいと思えば動画として音声も込みで記録でき、止めたいと思うまでそれは続く。
好きなアングル、情景をバックに自らを映し出すことが出来る。
カッコいい服装、カッコいい格好をイメージすれば…思い通りの画像もまた、作れる。
検索で表示された画像も保存でき、動画のように保存することも可能。
2つ目、登録。
歌を歌う人達、芸術品と呼ばれる絵を描いた人達が自ら、携帯の情報ツールに登録する機能。
他の人に歌っている姿を上記の機能で歌と共に映像を撮ってもらい、協力を仰いだ上で登録する者もいる。
娯楽として犬などの癒し動画を登録している人もいる。
コメントすることはできないが、知る人は増やせる。
ちなみに、各部門のお気に入り数に応じて1~50位の方には賞金が出る。
1位は5万ヴァリス、50位は1000ヴァリス。
3つ目、閲覧。
好きな時に登録された好きな音楽を聞ける上、好きな絵を見れる。
例え登録とデータが消されてもなお、お気に入り登録していれば決して消えない。