第44章 出産後

男の子「検索、子供の作り方」
表示『年齢規制の為表示されません』

男の子「それって何歳！？；」
表示『15歳です』

男の子「くっそぉっ！！
エッチな言葉って何？」
表示『それも規制内容です』

男の子「ぐわぁーっ！！；
いっそのこと親父の携帯使ってでも」
表示『その場合起動できません』

男の子「そうだったー！；
登録された本人でなきゃ起動できねえー！！；」頭抱え
表示『大人に聞いてみればどうですか？』

男の子「できたらとっくに検索してねえよっ！！；」
表示『頑張って下さい』

男の子「何をどう頑張るんだよ！；」
表示『大人になりましょう』

男の子「俺はっ！10歳だああああ！！；」
表示『下の毛も生えてから言って下さい』

男の子「時間加速しろよおおお！！」
表示『無理です』

男の子「一々ツッコむなあああ！！；」
表示『検索AIです。お暇潰しにはなりましたか？』

男の子「っ！；（ギリッ！）

返答はええええ！！＞＜；」
表示『楽しかったですね♪』

男の子「大人になったら覚えてろおおおお！！；」
表示『記録しておきます。
それはそうと門限まであと数分ですが』

男の子「お前のせいで遅れるううう！！；」だっ！
表示『理解不能』

男の子「会話できてるくせに何言ってんだあああ！！；」
表示『頑張って！』


男の子「後残り何分！！？」
表示『2分です』

男の子「この距離だったらあと何分！！？」
表示『5分です。絶望的観測。
母からの雷まであと5分』
男の子「余計頑張れない要因増やすなあああ！！；」
表示『このままではホットケーキはおろか菓子パンも食べさせてもらえないかもしれません』
男の子「お前やかましい！黙ってろ！！；」
表示『驚異のスピード！最高記録到達です！
あと1分で着ければですが』
男の子「絶対間に合わせてやるううう！！」
表示『絶対に無理だと断言できます』
男の子「お前のAIどこ産だ！！？うっとおしい！！；」
表示『騒がしく楽しくいつまでも♪』
男の子「質問に答えろやあああ！！；」
母「やかましいわああっ！！！・・」
ごぉんっ！！

表示『母からの拳骨は効きますか？』
男の子「効いてるよ全力で！！；」がばっ！！