第1章 出会い
アイズ(あの動きは…私の全力だった。
全力の動きを、この子は全て受け止めた。時には流し、時には受け止め、時には…受けた勢いをさらに利用して加速した。
私の限界を、悉く弾き返すそれに…私は強くなれると感じた。
もっと強く、限界の頂点(限界)を超えて、遥か先の高みへ辿り着けるように感じた。
全力をも寄せ付けないこの子をさらに超えれば、きっと……
この子と…ケイトと戦い続けていれば、もっと強くなれる。
すぐ隣に、あなたを感じる。
すぐ触れられる距離にいるのに…少しだけ、離れているように感じた)
限界を、常識を超えた戦いは終わった。
というか…強過ぎて死ぬかと思った!;
咄嗟に相手の勢いを利用して攻撃を食らわせれたけど絶対次は効かない!!
もっと別の手段を編み出さないと!
身体が憶えていたからか自然と動けたし、ちゃんと動きが見切れたぐらいだったから…
そのお陰で助かっただけだしなあ。勝ったって感じがあまりしないや;(しょぼん)
最後の最後、アイズお姉さんが攻撃のみに集中していなければ食らわせようのない一撃だったから。
ケイト「はあーあ」肩落
アイズ「!(失望、させた?」どきっ←若干青ざめてる
ケイト「もっと、戦いたかったなあ;
そしたらもっと、もっと…掴めたはずだったのに」ぎゅっ
アイズ「…私も、戦いたい」
左手を開いて見つめながら握り締め、そう呟くと…アイズお姉さんはそう答えてくれた。
ケイト「!…//」
同じだったことが嬉しかった。
でもそれ以上に…
眠い!;
そりゃそうだよ!3日徹夜だもん!;徹夜しながら走り通しだったんだから!;
アイズ「付き合ってくれてありがとう。とても、楽しかった//」微笑
ケイト「私も!とても…楽しかったです//」微笑
ガレス「最後の最後で、限界をさらに超えおった…
なるほど…こりゃあ確かに、滾るのお」にや&うず
フィン「最大のパワーと最速のスピード、どちらかが勝ればどちらかが劣る。
そんな矛盾を実現させるなんて凄いね。
どこで教わったのかな?」
ケイト「えっと…(え?そうなんだ)
自分で編み出しました」←精霊の言葉をそのまま言っただけ
『!!!』
?え?言ったら不味かったかな?;(ドキドキ)
あ…もう、ダメだ。体がふらつく;(ぐらぐら)