第44章 出産後
ケイト「あの、え?;6月11日に?」
アスフィ「そうです!では話を付けてきます!!」だっ!
アミッド「私も行きます!
何かありましたらご連絡下さい。
ちゃんと通信機を持っていますので!」
ケイト「あ、うん」
だっ!!
次の瞬間、二人は走っていった。
各専門店へ訴えかけ、自分の技術の真似はしないことを条件に提示し合い
その上で最大の利益を互いに齎す為、最高品を造り出すこと、その需要についてまで語り合っていた。
個人の持つ技術、それを秘匿し、利益ごと全てを独占するのではなく提供する。
つまり、作る上において必要となる技術を相手側へ齎しつつ
与えた技術を使役する際の全権を知識を与えた側に持たせ、利益を分け合う。
それに伴い、互いにとって需要は上がる。
自らの店に来なかった客が買った分まで得られるから。
その上で互いに無いものを補い合い、技術を違った視点で捉えつつ研鑽し合い
研究を進めつつ、互いにとって最大のものを造り上げる。
その結果…専門店のレベルが飛躍的に向上される素となり
技術の発展、文明の躍進、もとい進化に大きく携わることとなった。
アイズ「凄い…」
ティオネ「…あんたって…本当にとんでもないこと言い出すわね;」
ケイト「へ?;」きょとん
ティオナ「そして無自覚だし;」
レフィーヤ「まあ、それがケイトさんですから^^;」
ロキ「これぞケイトクオリティーや!」
ケイト「はい?;何それ?;」首傾げ
リヴェリア「文明の…崩壊か;」瞑目&天を仰ぐ
フィン「文明維新、か…
隠し事の無い情報提供が必要となるね。
嘘を付いたら総資産の半分を渡すとか」
ケイト「それいいね!」
ガレス「常識が…壊れていくのお;」遠い目
精霊王「ケイトよ…グッジョブ!b」すりすり←アルとディへ以下略
アル&ディ『ぎゃあああああああああああああ!!!!;;』いやいや
ケイト「せっかく寝付いたのに!!!;」ガーン!!
ドカバキゴォンッ!!!!
テロップ『ケイトからの鉄拳が精霊王へ炸裂!!アルとディを救出!』
精霊王「孫の拳も…いいっ//」ぽっ←跪きながら呟く
テロップ『精霊王は何かに目覚めた!!!』
『ぞっ!!)!!;』真っ青&たじっ!!
テロップ『全員が引いた!!』
気付けば、もう――夕暮れ時になっていた……