第6章 厄災と対策
フィン「魔石一つで上層なら1000ヴァリス、中層なら4000、下層なら12000と言った所かな」
ケイト「なら50匹分ぐらいなら一日で狩れるしすぐ返せるし、気が楽かな?」
フィン「うん。よく考えてるね^^」
ケイト「よし!渡してくる!」
フィン「何万ヴァリス渡すつもりだい?」
ケイト「5万ヴァリス!
私の懐は痛くないし、相手もそんなに高額じゃないから気兼ねしない!」
フィン「うん。よくできました^^(頷)
いってらっしゃい」
ケイト「いってきまーす!」
「あれ…父親と娘じゃない?」
「そういう感覚なのかな?」
「多分そうじゃない?」
「もしかして…40歳超えてることを知ってるから?」
フィンとのやり取りの中、そんな周囲の声は聞こえてはこなかった。
正確には、早く渡さないとと想っていたので耳に入っても抜けていったという方が正しいだろう。
それから後、共にホームに帰ってくるとフィンに客人が来ていたらしい。
一体誰だろうな?と思いながらも、それが自分に関わることなど知る由もなく
ホームにいる皆にジャガ丸くんを配って回っていた。