第43章 出産
ロキ「鑑定した所、年齢が5000歳になっとったしなあ」
リヴェリア「?5043歳ではないのか?」
ロキ「ああ。
ピッタリ5000歳!らしいで?
な?」ちらっ←フィンを見やる
フィン「ああ」
ケイト(起きれない!;
いつまで経っても起きれない!;)
ガレス「?ケイトも5015歳ではないのか?」
ロキ「そうらしいで?
まあ神の力は神の力でも、やっぱケイトは剛でフィンは柔やからな」
フィン「?どういう意味だい?」
ロキ「それはな…」
ケイト「はっくしょん!」
『!!』←揃ってケイトを見やる
ケイト「???;」おろおろ&あわあわ
ロキ「性質が違うっちゅう話や。な?ケイト」
ケイト「へ?」ぽかーん
ロキ「ケイト。お前の神の力の場合、力を高圧縮して解き放つ。
速度も速い『上に』重く、非常にシンプルかつ強力な性質の持ち主や。理ごと吹っ飛ばすほどにな(にや)
大抵は相手に柔軟に合わせる、でも一度自分の意思が決まれば誰が何と言おうと納得いかん限りは絶対揺るがん頑固、剛毅や。
せやけど、フィンのは違う。
魂も波長も違う分、神の力特有の性質が違うんは当然や。
ま、理に働きかけるって点は同じなんやけどな」
フィン「僕のそれは…一体どういう?」
ロキ「それは自分で調べ?
正直言って、うちにもあんまようわからん。
見た感じを軽く言ってみただけやし。
それはそうとステイタスの更新せなあかんしなあ。
ほれ、ソファーに横になり!」←フィンへ手招き
フィン「…ケイトには」
ロキ「まだ安静中やろ。動けるようになってからやるわ」
そう言われた後、促されるままにソファーに上を脱いで横になった。
ロキが言った柔のヒントが、そこにあることを願って。
ケイト「フィン…ごめん…ねむい」うとうと
リヴェリア「安心して寝ていろ。我らが護衛につく」
ガレス「しかし主力が全員抜ければ後々問題にもなろう」
ロキ「しゃあないなあ。
フレイヤは元から護衛する気みたいやし、乗るしかないか。
ん。やっぱケイトと同じ全部無限大表記になっとるわ。
おめっとさん^^」ぐっ!←親指を立てて突き出す
フィン「…」
ロキから祝われるものの…
未だケイトのそれとどういう違いがあるのかという詳細が書かれていない紙を手に
表情は自然と曇り、眉間に皺が寄せられていた。