第43章 出産
その後…
アイズ「ごめんね;」
ケイト「うううん;ううううううん;←魘されている
荷物が…荷物が、降ってくるうう;」
ティオナ「ごめんね、ケイト;全然気付かなかった;」
ぎゅっ
手を握り締めながら寄り添い続けていた人達をよそに…
ティオネ「で…どうするのよ、これ;」
ベート「俺は知らねえぞ。預けてねえからな」
ティオネ「手伝ってくれてもいいんじゃない?」ジロリ
ベート「はっ。知るか!
自分で自分の管理もできねえんじゃやめちまえ」
ティオネ「ああ!!?
そんなのあんたに言われる筋合いないわ!!?」
ギャーギャー!!
論争から掴み合いにまで発展してしまった。
ガレス「喧嘩しとる場合ではないだろうに;」嘆息
ラウル「俺…すっかり忘れてたっす;」肩落とし
リーネ「私も;」
アキ「本棚の整理を手伝ってもらって、後は…また今度って預けっぱなしにしちゃった;
容量いくらでもあるって思っちゃってたし;」しゅんっ
『うんうん;』←預けた団員達
フィン「ともかく。
これを機に預けっぱなしにしないように心がけよう。
僕もあまり、人のことを言えないけれどね^^;」
そうして…荷物は無事、皆のもとへと帰っていった。
勿論、自分の物は自分の手で発掘して…だけれどね。
フィン「というのが、事の全貌だったね」微笑
ベル「空間収納庫、ですか」
レフィーヤ「あの後…大変でしたよね;」
アイズ「うん…;」
ティオナ「いつ崩れてくるか気が気じゃなかったもんねー;」
ティオネ「荷物を引きずり出すのも大変だったわよ;」
ガレス「ケイトがおらずともわしらで引きずり出せたじゃろうに」
ロキ「でもそれだけでもホンマに大変やったなあー;」
リヴェリア「誰のせいだと思っているんだ?
物の管理ぐらい自分ですべきだろう」睨
ロキ・ファミリア団員『』ぐさっ!!
中でも一番預けた荷物が多かったのがロキだったのは、最早言うまでもない。
しかし…僕もまた預けたわけだし…面目次第もない;