第43章 出産
おまけ劇場
・結局の所、賞品は?
ロキ「んじゃ早飲み競争の賞品は優勝者の欲しいもんな?」
ギンッ!!←重婚志願者の目が光る
フィン「ロキ!;」
ロキ「ああ!;人以外な!!?;」
『…』がくっ←露骨に肩を落とす人達
ベート「誰が狙うかよ」けっ
ティオネ「あんたは黙ってなさい!!!」
ティオナ「邪魔!!」
ベート「ああ!?;」
ギャーギャー!!
再び論争へと突入していき…とても楽しい宴へと変わっていった。
ケイト(『皆に出会えてよかった』――
それだけは、これから先何億年経とうが何度でも言えるよ)微笑
そう思ったことを、彼女の口から真っ直ぐに伝えられた。
・猫と思った理由(1124ページ参照)
時は、妊娠するよりも前…結婚した後のことだ。
ケイト「すーすー」
椅子に座って執務をしている中、ケイトはその隣の床に座っていた。
僕の膝の上に頭を乗せて、眠りについている。
仕事の合間…キリがよくなった所で頭を撫でると、気持ちよさそうに微笑み…すりすりと頬を擦り付けて甘えてくる。
ゴロゴロと喉を鳴らしていると錯覚するほどに、「可愛らしい」「ああ、愛おしい」という想いが胸の内を占めていく。
思わず頬が緩む中、問いかけた。
フィン「どうしたんだい?
いつもなら起きて手伝ってくれているだろう?」なで
ケイト「……」ぱちくり
フィン「ん?ケイト?」目を丸くする
ケイト「うと、うと)…」
フィン「ケイト?^^;」ぽんぽん&なでなで
ケイト「かくっ)くー」
フィン「…困ったな…こんなに寝るはずではないんだが…」
何かあったのか?
そう思考を巡らせる中もなお、ケイトは心地よさそうに眠りにつき続けるばかりだった。
フィン「一つ試してみるかな…)
ケイト、トイレに行きたいんだが…」
ケイト「ぼー)……」
フィン「ちょっとだけどいてくれないかな?^^;」
ケイト「にゅ…」
やっと顔を上げて離れてくれた。
そして椅子から立ち上がり、トイレに行ってから再び戻ってみると…
フィン「!?//」←ハンカチで手を拭いたまま固まった
ケイトは誰も居なくなった執務室、それも僕が座っていた椅子の上に丸まり型で寝ていた。
まるで安心し切っているようで無防備に…
可愛い!//(うずっ)
テロップ『愛玩動物?』