第42章 伝説
ベル「ジーン)…よかったですね…本当に(ジワッ)
やっぱり、ほら…苦労してきた分、幸せになって欲しいですし」
ケイト「ん…ありがとう//(微笑)
私は…この上ないほどに、幸せだよ//
こんなに想われて…すっごく嬉しいんだ^^//;」ぽろっ
そう言い、涙を滲ませるベルに対し…
私は感謝を述べ、笑いながらも、涙が自然と落ちていった。
互いに涙を潤ませる中、フィンが私の後ろに回って唇を奪ってきた。
ロキ「うちも、ケイトに会えてよかったで?
会えんかった分、幸せなんやもんな?」
ケイト「うん!」こっくり
ロキ「ケイト、注いでくれ」
ケイト「わかった」
とくとくっと水音が自然と出る中、未だ抱き締めたままのフィンの腕を抱き締めた。
ああ、気持ちいい…//
ロキ「やっぱケイトが注いだ一杯はうんまいなあ!」
ケイト「魔力で美味しさ倍増させちゃってるからね。
今じゃ全部無限大になっちゃってるから…」遠い目
リリ「それにしても…空中都市では税金を取らないとは本気ですか?」
ケイト「うん。
「税金は取らないよ。
この土地を賑やかにするのを手伝って欲しい。
潤わせたいんだ。この地の心って奴をさ」と、伝えてる。
助けてもらったのだから、どうしてもお礼がしたいって言われて…
「お礼に、我が儘を何でも一つ聞きます」って詰め寄られてさ……
だから、言ったんだ。
「私のお願いは、永住して欲しい。
そして盛り上げる手助けをして欲しい。
皆が幸せになれる、差別も受けない…そんな場所にしたい。
愛し合い、助け合い、寄り添い合える…そんな国に、私はしたい。
害意のある人間は入れないようにしてるから安心してね?」と」
リリ「………(唖然&瞠目)
あなたみたいな領主なんてどこ探してもいませんよ」
ケイト「孤児達にもバイト先を作ったりしてさ。
食事も朝昼晩出るし、職場で住み込みでもありにしてるんだ。
他にも妊婦や主婦の人にも合間に入って働けるような「働き口」を作った所」ごくごく
『おおー!!』
ケイト「あとは…まあ、アスフィのお陰で助かった人達かな?」
何で皆聴き入っているんだろう?まあいっか。
テロップ『気にする気、0(皆無)』