第42章 伝説
ベル「でも、どういう話題を出せばいいの?リリ」
リリ「えっと…やはり緊急馬車や魔導列車による影響とか?」
ベル「ああ。とても乗り心地が良かったよね。
戦争遊戯の時に乗った馬車とは大違いで」
ヴェルフ「それもケイトに係わってるじゃねえか」
リリ「うっ。
そ、それはそうですが…;
やはり文明の利器と言いますか;」たらたら
春姫「移動が随分と楽になりましたね」
命「迷宮でも行けるというのが最大の利点ですね。
ただ、魔導列車というのは遠距離を目的としたもので迷宮の中までは走らせられませんが」
ウィーネ「走られたら…大変」
ベル「轢かれそうで怖いよね。移動は確かに楽になると思うけれど…」
ヴェルフ「感謝祭ってのも初版の第一版、第一版の重版から最新版まで重版されて売り出されてるわけだしな」
シル「まるでバーゲンセールのように沢山の人が集まっていましたね。
やはりファンも多いのでしょうし^^」
リュー「ええ。
見返りを一切求めず、他に利を与えようとするあの性格は早々ありません」
シル「リューはケイトさんに惚れてますからね^^」にこにこ
『え!?;』
リュー「シル!//;」
リリ「所で…肝心の音速飛空艇の行き先、知ってましたか?」
『?』
リリ「こほん。
空中都市の一角で、先にお楽しみさせてもらいました」
ベル「ええ!!?
リリ、あの空中都市で遊んだの!!?」
リリ「ええ。
ホテルにも土産物屋も…色々と滞りなく進んでいましたし」
シル「遊園地も凄かったですよね?
ジェットコースターとか、ゴーカートとか、お化け屋敷とか。
動物園に植物園、水族館に至るまで…あの当時で、もう既に8割がた完成していました^^」
『おおー!』
リリ「税金も一切取らない体制を貫き通す気みたいです」
『えええ!!?』
リリ「ただし、収入の1分だけは貰う方針のようです」
ヴェルフ「所得税か!?;」
リリ「いいえ。
空中都市がオラリオ上空に位置していますよね?
そのことや経営自体をギルドから許可をもらってしているので、収入の内の分け前を渡さないといけないようなのです」
命「!そういう決まりで許可をもらったのですか」
春姫「運営をするのも大変なのですね…」
ウィーネ「行ってみたい!」キラキラ