第42章 伝説
ヴェルフ「で?最新の本には何が書かれてるんだ?」
リリ「破滅の狼煙までじゃないですか?
確か旧友の精霊がモンスターに喰われて同一となって、世界を滅ぼそうとしていた矢先にという感じで。
リリはケイト様が精霊王の森の守り人だったことに驚きましたが」
ベル「うん。
神の鏡で見えていた光景と同じで、ちゃんと実際にあったことをなぞって書かれてた」
シル「ベルさんはケイトさんの英雄譚の本をいつから買っているのですか?」
ベル「えっと…第一版で、最初からです」
『ええ?!』
ヴェルフ「一体いつから買ってるんだよ;」
ベル「最初は4月9日(冒険者16日目、遠征5日前)でしょ?
ケイトさんの【英雄(ヒーロー)】という二つ名と共に15時頃にケイトさんの人生記録が英雄譚として書かれた本が売り出されて。
次は4月13日(冒険者20日目、遠征前日)←421ページ参照
英雄譚の第一版が、情報をより細やかに加えられた上で売り出されて
そのまた次は4月18日(冒険者25日目)
英雄譚第二版が売り出されたんだ!
クノッソスでの冒険もまた書き加えられてて
最強の階層主だと思われていたのがあの隻眼の黒竜で、倒したモンスターも纏めて書かれてて!←619,745ページ参照
4月29日(冒険者36日目)
夕暮れの18時にケイト英雄譚第三版発売されて←786,791ページ参照
ドラゴン・ソウルが進化してドラゴニュートになって、ついに闇派閥との因縁に決着が着くんだ!
5月3日(冒険者40日目)に睦言一覧集っていう本も売り出されててね?←911,942ページ参照
待ちに待った第四版が売り出されたのが5月9日(冒険者46日目)の朝で!←1084ページ参照
ミノタウロスとの戦いからの妊娠発覚だけじゃなく、子供達が暗殺者からケイトさんを護る為に未来から来訪したり←898~934,941~947ページ参照
さっき言ってたように旧友の精霊がケイトさんを食べようと攻めてきて完敗して、皆が守ろうとして…←1013~1017,1018~1021ページ参照
振りだったからよかったけれど、もし本当にそうなったらって考えて…皆のお陰で悩みを祓えた感じで終わってて……←1022~1030ページ参照
そして今日(6月7日(冒険者75日目))!ついに出たのが第五版なんだ!!」ぐっ!!