第41章 終末との戦い
フィン「君達の意にはそぐえたかな?」
狼「…ああ…
主らもよいな?」
「うむ」頷
「ケイトの臭いがべったりする」
「許さん!!羨ましい!」すんすん
フィン「ふふっ…^^
君達は、本当にケイトが大好きなんだね」
狼&3匹「「「「当然じゃ」」」」
狼「愛しておるわ」
フィン「…パルゥムの女神、フィアナに誓おう。
命ある限り、失ったとしても彼女と共に生きると」
「前々世も前世も今世も一緒の時点で分かり切っておるわ」嘆息
「あーあー。よくもそう堂々と自らの私物のようにかっぱらっていけるものじゃ」嘆息
「寧ろ来世も一緒でなくて何じゃという話だろうに。共に追い掛けて追い掛けられおって」けっ
ふてぶてしくそっぽを向きながら口々に言われる中、僕は苦笑する外なかった^^;
狼「そう不貞腐れるものでもないわ。
我等の娘が真に幸せなのならば、それこそ本望というもの。
そうだろう?」
「「「…はい」」」
狼「済まなかったな。長引かせてしまった」
フィン「いや…大丈夫だよ」
狼「人間の中にいる場合、それを守れなかった。
その手前、どうにも人間には悪感情が尽きぬ。
森を壊し、自由に奪い、頂点に立った気でいる。
思いのまま、為すがまま、他を振り回し思い通りに動かし、それが当然と思い込む。
災害が起これば容易く屠られる同じちっぽけな命だということなど、意に介さず…
浅はかで、愚かで、傲慢で…最も醜く、だからこそ映える美しさもある…狂った種族よ」
フィン「それには心底同意するよ…」
「他の一族にも言いに行くのだろう?」
「その前に我が一族の歓迎を受けるがいい」
「そうじゃそうじゃ」
ペロペロペロペロペロ
そう言うが早いか、身体を擦り付けていた動作をやめ
凄まじい勢いでペロペロと全身を舐めたくってきた。
フィン「……;
ぼとぼとになるんだが;」
狼「我が一族の歓迎が気に食わんと申すか!」
「「「そうなのか!!?」」」ずいっ!!
フィン「………済まない…続けてくれ」
「郷に入っては郷に従え」という言葉がある。
それに従った結果…
全身が唾液でぼとぼとになり、動くだけで何かが滴り落ちるほど服から下着に至るまで全てずぶ濡れになった。
そして同様に舐めることを勧められ……
テロップ『言わずともぼろぼろだ』