第41章 終末との戦い
ケイト「その癖は未だに抜けんな^^;」
ガイア「長年の習慣ですので」
ケイト「はっはっはっ!^^
まあともかくだ…
ガイア、ケイト…済まなかった。
関係のないお前達にまで手間をかけさせてしまった」
ガイア「そんなことおっしゃらないで下さい!!
あなたがいたお陰で救われました!」
ケイト「済まんが今もとんとわからん;」
ガイア「何をおっしゃいますか!!//
人間に好きに書かれる最中、あなたをないものとしたことに怒り狂う私にあなたは優しく諭して下さいました!!
「たとえ知られずともよい」
『何故です!?』
「空気の有難みはわかるか?」
『え?』
「私は…たとえ目に見えず、ないものと扱われようともそれでいい。
あって当然。だが無くした時にはもう遅い。
そんなことは吐いて捨てるほどにある。
それを通して…得て欲しい。何ものも、何事も大切にして欲しい。
だから…そう書かれることに非などない。
そもそも私がなりたいのは、空気のように欠かしてはならん…目に見えんものだ。
他にも重力、風、流れ…様々な理に生かされている。
世界という存在に生かされ、周囲に生かされ、自らも自殺せんで生かしておる。
だからわざわざ存在を認知されんでもいいし、そんなものなど気にせん。
…いずれ滅ぶ存在だ。
気に留めて、私情を挟めば混乱のもととなる。
と言っても…我々も感情を抱く存在だ。
切り捨てるべきものは切り捨てるが、時期もまたある。消したくても消せん」
『……』
「ガイアよ。それほど怒るのは何故だ?」
『…あなたが、無いものと扱われるのが嫌だから…です』
「そうだな…
だが、私は…存外、我が儘なようだ」目を伏せつつ笑う
『え!?』
「私は…大切な存在にわかっていてもらえれば、それでよい。
お前がそうまで怒ってくれること、心より喜ばしくすらある^^//」
『!!上様…//』涙目
「だから…気にせずともよい。
寧ろ、私はそんなお前が見れて…とても嬉しいよ」微笑
『上様あああああああ////』
どうです!?思い出しましたか!!?」ずいっ!!
テロップ『長い』
そう一挙一動、正確に身振り手振りで伝え、詰め寄る神ガイアに…ケイトは困ったように表情を歪めた。
天界から下界の様子を見ていた時のことらしい。