第41章 終末との戦い
ロキ「で?ガイア、お前どうすんや?」
ガイア「?どうとは一体?」
ロキ「せやから、下界に降りてきたいうことはまた天界に帰ったら二度と降りてこれんやろ?
ここで神の恩恵刻んでファミリア作るんか?」
ガイア「いいや。
生憎、闇の件が片付けば帰るという約束でここに留まっているだけだ。
下界に降りてきたのもつい最近だし、神の力も宿したまま。
お前達とは違って封印されていない」
ロキ「それ使われたせいでより闇の力が強力になっとったんかい!!!;」
ガイア「済まない。
だが神の力を封じた状態で送られれば帰る際に不手際が生じるし、より手間もかかる。
自殺して帰るなど私自身が許せん。
そもそもだ。お前達が続々と下界に勝手に降りていくものだから死ぬほど大変なんだ!!」じろっ
ロキ「ギクッ!!)…;」
ガイア「神の数が減って死者の魂を導く仕事が、ただでさえ滞っているというのに!!
残った神々によるデスマーチがどれほど悲惨か何百時間でも語り続けてやろうか!!?」
ロキ「お、落ち着くんや!;(どおどお)←両掌を差し出す
ほら、そこにお前の親がおるやろ?お前好きやったろ?;
ケイト言うんやけどウレイオスにホンマそっくりで曲がったことは嫌いな堅物で」
ガイア「知っておるわ!!それくらいのこと!
まあ…いっそ全員を私の神の力で引き戻すことも可能なんだが」ぽぉっ←右掌に光を集約させる
『!!!』
フィン「それは困るな」
ぼぉっ!!!
『!!!』
それ以上のあたりを包み込む光が視界に入り、背後へ振り返ると…
そこには左掌を差し出し、神ガイアの何倍にも当たる強烈な光を圧倒的存在感を放ちながら集約させているケイトが佇んでいた。
ケイト「させないよ」
次の瞬間、瞳の色が変わり…雰囲気もまた変わった。
ケイト「私の性格、わかっているだろう?^^」にこ
ガイア「…精一杯、悔いのないよう生き…地上の人と同じように死ねと。
そうおっしゃるのですね?上様」さっ!
いつ僕達の間を通り過ぎたのか、気付いた時にはケイトの正面に片膝をついて頭を下げ、右拳を胸に、左拳を地に付けて控えていた。
ウレイオス…始祖神の自我が表面に出ているのか。