第41章 終末との戦い
ケイト「何でッ;何でこんな時に限って来るんだよ馬鹿あああああああ;;」
フィン「心配して来てくれたんだろうね。よしよし」
ケイト「馬鹿ッ;馬鹿あああああああああああああっっ;;」
とん!
どん!
そう泣きじゃくり続けながらも僕の胸を激情のままに叩いてくるケイトの背を、僕は撫でた。
震え泣き、慟哭のように泣き叫びながらも…彼女は服から手を離して僕の胸を数度叩き、抱き締めてきた。
それに僕は足元に崩れ落ちたままの神を見やった後…
ぎゅうっ
フィン「……信じていたよ…おかえり」微笑
ケイト「…ただ、いま……ただいまっ」
撫でるのをやめて抱き締めたまま正面から彼女の双眸を見つめながら微笑みかけて言い放った後
彼女は抱き返しながら、やっと心からの笑みを浮かべた。
そんな彼女に再び「おかえり^^」と返し、互いに密着し合うほどに抱き締め合っていた。
ベート「おい、寄越せ!!一発ぶち込んでやらなきゃ気が済まねえ!!!」だっ!←ケイトの横を走る
ケイト「え!?;」
ティオナ「私もベートに同じ!」だっ!←ベートと同様
ケイト「ええ!?;」
フィン「済まないが僕も」挙手
ケイト「何故に!!?;」
それから…神に手痛い仕返しを決行したのは言うまでもないだろう。
仕返しオンパレード…
ひたすらフルボッコのドカバキ状態。
散々にやり返し続けてから、ちょうど1時間半が経った後…
ケイトが断末魔を上げてからの時間と一致することから、ようやく切り上げた。
だが…同時に僕達を襲ったのは、まだやり足りないという不満だった。
そして、ロキが言うには闇が力を発揮する際に媒体となっていた神は知り合いだったようだ。
その間にケイトは精霊王と守り人達を生き返らせ、事情と経緯を説明していた。