第41章 終末との戦い
ケイト「これまでの想いの歴史を…今ある想いを!!!」がばっ!←振り被る
「くっ!最大出力!!」ばっ!
ケイト「捨てられるかああああ!!!!」
どがっ!!!!!
それまで背後の全てを覆っていた膨大な黒い塊がすぐ目の前に集約され、撃ち放たれる。
ティオナ&ティオネ「「いっけええ!!!」」
リヴェリア「決めろ!!!」
ガレス「行け!!!」
ベート「ぶちかませ!!!」
フィン「…任せたよ」微笑
最初に浮かんだのは頼んだという言葉、しかしそれを飲み込み…別の言葉に変えた。
僕達の想いは既に受け取っているはずだ。今、こうしている時も…ずっと。
なら…結果も含めて、倒すことを頼むのではなく…死なないことを望むのでもなく…
君が出した結果と共に居ようという意を込めて、託す、信じて任せるという選択を択んだ。
「信じているよ」という声が、ケイトの耳を刺した。
ケイト(ああ。伝わってるよ、フィン)
「ぬおおおおおおお!!」
ケイト「くっ!」
ずざざざざ
ケイトが後ろへと押し戻される中、また声が響く。
アイズ「ケイト!!」
レフィーヤ「負けないで!!」
つんざくような二人の声に後押しされるように、背に確かな温もりを感じた。
ケイト「うあああああああああああああああっ!!!」
それにケイトは答えた。
全ての想いを絞りつくすように、全てを叩き込むつもりで送り込みながら、前へと踏み込んだ。
それでもなお前方以外…上下後ろ左右から闇が包み込もうとする。
それから護ろうとしてか、光球が前開きに開くと共にケイトを包み込んだ。
その光球の中で、迷わず走った。左拳のみへと光を集めながら闇のもとへと一直線に。
ケイト「想いでどうにかできることなんて、些細なことなのかもしれない。
それでも…それがあったから、救われた。
前に進むことが!できたんだ!!」