第41章 終末との戦い
ケイト「ぎりっ)
捨てろだなんて、簡単に言うなよ!
簡単に消そうとなんてするなよっ!!」
ひっくっ
ブランシェ「ノアール^^」
ノアール「ケイト^^」
森の池の傍で泣いていた私にかけてくれた言葉。
姉「大好きだよ」
姉の幽霊に、最後に言われた言葉。
母「愛してる」
覆い被さり庇い続ける内、死の間際に耳に囁かれた言葉。
ヴェルフィン&オリヴァ『ケイト^^』
シルキー「ケイト姉ちゃん!^^」右手を伸ばす
何が辛いのか、わかんなくなった。
ずっと殴られて、ずっと蹴られて…罵詈雑言を吐き掛ける周りは笑ってて……
それが周りにとっては嬉しいことなんだって、思った。
私が喜んでいた時…誰も笑わなかった。誰も、望まなかった。
居ちゃいけない存在だから、死なないといけない存在だからだと思った。
死ね、来たら殺すぞと言われたから…余計に、そう思ったんだ。
殴られる為に、蹴られる為に、傷付けられる為に、殺されかけて快楽を感じさせる為に…
その為だけに、私は産まれてきたのだと思っていた。
でも…そうして麻痺した感覚が……
温かな育ての家族に触れる内、次第に求めてもいいのかと思った。
フィン「ケイト!!」だんっ!
必死に何度も結界に拳を叩き付ける中、それに血がこびりついていた。
大剣に縫い付けられて…声が掠れて、意識が朦朧とする中…ちゃんと、視えていた。
聞こえてたよ…
結界を必死に叩いていたこと、何度も名を呼んでくれていたこと、叫んでいたこと…
必死に…何度でも、助けようとしてくれていたこと……
ここに来て…
レフィーヤ『あなたは…本当にいい人です。
確かに暴走気味な所もあります。
でも…その実はとっても純粋で、温かくて…それに救われてる時だってあるんです。
だから…誰に何だと言われても、私は…
あなたのことを、本当に大切な、最高の仲間だと想っています。
たとえ、あなた自身が否定したとしても!』ぎゅうっ←817ページ参照
リヴェリア『もっと自信を持て。
お前は…優しい人間だ』なでなで←966ページ参照
皆に出会えて…本当に、よかった。
初めてだったんだ。
こんなに求められることも、愛されることも…必要とされることも……