第41章 終末との戦い
フィン「なに…すぐ近くでというわけじゃない。
ある程度、距離は取る。
だが…世界が終わるかどうかの瀬戸際なんだ。
それくらいは許してもらいたい」
ケイト「……でも…危険、だし」俯
フィン「本人がその気になれば…一瞬で世界ごと僕達を屠れる。
だが…闇自身はそれをしなかった。
いつでもできるというのに、だ。
何故かわかるかい?」
ケイト「?」
フィン「強者の余裕という奴だ。
そもそも君は人を殺せない。そこを見抜かれている可能性もある」
ケイト「……」俯
どこか沈んだ表情を浮かべるケイトに…僕は肩をすくめながら笑いかけた。
フィン「別に責めているわけじゃない。
君ならではのいい所だと思っているし、甘さでもある。
それでも…少なくとも、君から見える場所で…応援させてはもらえないかな?」
ケイト「………」
フィン「いずれにせよ、君が敗れればあれを止める人はいない。
正確には、止められるだけの力を持った人間は…世界中で君だけだ。
……僕の言っている意味は…わかるね?」
ケイト「…うん」こく
フィン「僕の言いたいことも…?」
ケイト「…どうせ命運を共にするのなら…見届けさせてくれ。勝負の行方を。
っていうこと?」
フィン「ああ^^(頷)
許可してくれるのなら、行くことを許すよ」
ケイト「…振り切っても?」
フィン「さて、そうなったら…後はどうなったかな?^^
ブランシェの時のでもう懲りてると思ったけれど?」くすり←1091~1094ページ参照
ケイト「…;(目逸らし)←冷や汗だらだら
命の保証…できないよ?」
フィン「ああ」頷
ケイト「…それでも…行くの?」
フィン「勿論。覚悟の上だ」微笑
ケイト「………皆も?」
ティオナ「当然!」
リヴェリア「死ぬ時は一緒だ」
ケイト「駄目だよ!;皆だけでも生き延びてよ!!;」
リヴェリア「逆に聞くが、お前が殺される相手に私達が殺されないでいられるのか?」
ケイト「……;」
テロップ『目が泳いでいる』
ガレス「まあともかくじゃ…任せたぞ」
ケイト「…尽力する、頑張る」
ティオナ「あれ?ベートも来るの?」
ベート「ああ?!ったりめえだ!
あのふざけた糞闇に一発入れねえと気が済まねえ!」
アイズ「私も!」
レフィーヤ「私も行きます!」