第41章 終末との戦い
14:30
気付けば、求め合う内に30分が過ぎており…
禁酒期間を半月だけにまけることになっていた。
アイズ「ケイト……私は…力に、なれない?」
ケイト「いや、十分力になってもらってるよ」
ロキ「でも、まだ完全には身に付けれてないんや。
ええか?
魂の持つ力言うんわはな、魂にならな引き出されへんねや。
体を持たない状態で、体の持つ力を引き出せんのと同じようにな」
ケイト「……一度死なないと無理かな;」
周囲『却下』
ケイト「でも精霊王も…皆…」
ロキ「一日以内やったら生き返らせれるんやろ?」
ケイト「うん…時間が止まってある感じがした……
けど…不安;」がくっ←肩を落とし俯く
精霊「「私達が、手伝ってあげる」」
ケイト「ノアール…ブランシェ……ありがとう」
ロキ「龍の力は魂の力、あの魔法は…それを引き出す為の引き金に過ぎへん。
魂の持つ力を…引き出すんやない。自由に解放してやるんや。
精神のままに、自由にするイメージでな」
ケイト「精神の…ままに」
ロキ「そうや!
これで禁酒期間は堪忍な!!0か月やで!?
勝ったら祝い酒やで!!?」
フィン「まだ気が早いよ、ロキ」嘆息&腕組
ベッドの近くで佇んだまま、窓を背に呟く中…
ベッドに座ったままのケイトは、腕組みをしたままぶつぶつと呟いていた。
ケイト「私が生来から持っているのは霊感。
皆の気持ちは、ちゃんと伝わってきてる。
始祖神としての記憶、前々世と前世の記憶、そして…今の、記憶。
よぉしっ!やってみる!!」
フィン「練習かい?付き合うよ」
ケイト「ぶっつけ本番で!!」すくっ!!
『!!!!?;』
ベート「アホかあ!!!;」
ケイト「今すぐじっちゃん達救わないと気が可笑しくなりそうなんだよ!!!邪魔すんなああああ!!!!」ぎゃーす!!!
フィン「……;」
リヴェリア「…いいのか?フィン」
フィン「ンー…
まあ…ケイトなりに精神を解放した結果なんだろうけれどね^^;
ケイト、一つ条件がある」
ケイト「何なりと!
行けるなら何でもいい!受け付ける!!」
フィン「…見届けさせて欲しい」真剣
ケイト「!!」
その言葉に、ケイトは激しく狼狽して動かなくなった。
つい先程まで、強引にでも僕とケイトの部屋から向かおうとしていたのにね…