第41章 終末との戦い
ケイト「ありがとう…フィン…
無駄じゃなかったってこと、言われて気付いたよ。
フィンの今までも、同じだよ。
そうして頑張ってくれたから、喜ばしかった。
安心したんだ…帰ってきていいんだって^^//
追い出されたらどうしようとか考えてた時期あったし」
ベート「アホか」けっ
ティオナ「あー!
ベート!またぁっ!!
本気で悩んでるのに言う台詞じゃないでしょ!!?」
ベート「うるせぇ!黙ってろ!!」ちっ
ケイト「そうやって言ってくれる人もいるわけだし^^//」ふふっ
嬉しそうな声色で言いながら笑い、そっと僕の左頬を右手で撫ぜるケイトに
僕は戸惑いを隠せず…黙ったまま、ただただ聴き入るばかりだった。
ケイト「そんな、不安そうな顔しなくっても…大丈夫…
ちゃんと…想いは、伝わってる…から…」うと…うと…
かくっ
フィン「!ケイト!?」ぐっ
力無く全体重を預けてくるケイトに、僕は慌てながらも支えた。
ケイト「ごめ…安心…したら…ねむ…く」ぐー
そう言うが早いか、腕の中で眠りにつき出し…
ベッドの左側にある椅子に座ったままの僕は、冷や汗交じりに苦笑した。
そうして12時になった頃、再び目を覚ました。
そんな時…
すっ
ケイト「あのー…;」
ケイトが昼御飯を食べている最中、その机の上に
リヴェリア「後は判を押すだけだ」
と、重婚届をリヴェリアが差し出した。
ケイト「…私はさ…小人族以外とでは、誰の子も産むことはできない。←479ページ参照
だから…重婚することは反対で;」
リヴェリア「なんだ。そんなことか」
ケイト「え!?;」
リヴェリア「子が欲しいわけではない」
ケイト「へ?」
リヴェリア「ただ…生涯、共に寄り添う相手…それは、お前がいい。
そういう意図からだ。
他の者達もまた、同じ意見なのは既に確認済みだ」
ケイト「嘘ん!?;」
リヴェリア「嘘などついて何になる」しかめっ面&腕組&嘆息
フィン(徐々に…本当に、徐々に外堀が埋められていっている…;)たらたら←汗が滝のよう
テロップ『フィンは戦慄を覚えるばかりだった…(お気の毒様;』