第41章 終末との戦い
ティオネ「あんの糞野郎がああああああ!!!!」
ティオナ「ティ、ティオネ!?;ちょっと落ち着い
ティオネ「殺す!!!私が絶対殺してやるうう!!!!」
ティオナ「落ち着いてってばちょっと!!;」
ギャーギャー!!
部屋へ出されたと同時に、こっちはこっちで荒れ切っており
荒れて結界を前に暴れるティオネを、ティオナが後ろから羽交い絞めして必死に押さえ込んでいた。
アイズはケイトを抱き締めて身を埋めていたが、擦り寄った拍子にか開かれていたはずの瞼は閉じられていた。
そしてガレスは苛立つベートを宥める為、自身もまた怒りを抑える為、修業場で荒れに荒れていた。
フィン「それとロキ」
ロキ「ん?何や?
ご褒美は神酒(ソーマ)がええなあ」にまにま
フィン「約束は約束だ。破った罰として禁酒一か月」
ロキ「嘘やろお!!!?;」ぎょっ!
フィン「それぐらいのことをしでかしたのだと理解して欲しい」嘆息
ロキ「うち主神として頑張ったやろ?!;なあ奮発をおお!;」ゆさゆさ←フィンの両肩掴み必死に揺する
フィン「誤魔化せたと思わないでくれ」瞑目&腕組
ロキ「ママ(リヴェリア)ああああ!!;;」ぐるんっ!
リヴェリア「誰がママだ!!;」
ロキ「フィンたんが横暴しおったあああ!!;
何とか止めてやママあああああ;;」
リヴェリア「今はそんなことを気に留めている暇などない!!」
ロキ「そんな…こと…」
がくっ!
ロキがその場に跪き、滝の如く涙を零し…同時に叫んだ。
ロキ「この仕打ちはないやろおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!;」
レフィーヤ「ま、まあまあ;」
ロキ「レフィーヤあああああああ;;酒ええええええ;;;」しくしく&ひしぃっ!!←縋り付くように抱き締める
レフィーヤ「は、離して下さい!!;」あわあわ
それらの絶叫も放置され、僕もまたケイトのもとへと歩み寄った。
リヴェリア「アイズ、離してくれ。アミッドのもとへ」
アイズ「嫌…」ぎゅうっ
リヴェリア「アイズ
アイズ「誰にも…渡したくない」ぎゅううっ
自身の右頬をケイトの左頬へ押し込みながら、涙を滲ませていた。
仰向けで微動だにしないケイトを抱き締めたまま、離すまいとするアイズに…
その気持ちが痛いほどに分かるからこそ、何も言えず…落ち着くまで待つしか、できなかった。