第40章 果てのない悪意(闇)
フィン「万物の在り方は、それぞれの良さがある。
わからないからと言って消していいのなら、全員死ななければいけなくなる。
だから君は何でも大切にする。君だから知れた。
他ならぬ君だから…聞こうと思えた。知りたいと思えた。
この考え方も、愛も…君に教わったことだ。
だから…どうか…穢れに負けないでくれ。
君のままであっていいんだ。気負わなくていい。
ありのままの自分でいてくれ」真剣&ぎゅっ←抱き締める
ケイト「……ありがとう…大切にするよ」微笑&ぎゅっ←抱き締める
フィン「そういう無粋な輩は何人でもいる。
それだけは心に留めておいてくれ。
そして…どうしても耐えられない時は
ケイト「きちんと打ち明ける。
そして…乗り越える手助けをしてもらう」
フィン「ああ^^
しっかりと心に刻み込んでおくれ。
それは悪じゃない。助けを求めていい。
哀しい時も…苦しい時も…笑えるように、一緒に居て支えたいんだ。
君が与えてくれたものだ。わかるだろう?」
ケイト「私の台詞だ」うんうん&腕組
フィン「^^//」くすり
ケイト「理解できなくても、その人の人生あってのもの。
あとは流す。在り方は人それぞれ。
でも穢されたと思ったらぶちぎれてた。
江戸時代から代々受け継がれてきた踊り方で歴史も古いっちゅうねん」ぶつぶつ
フィン「ははっ^^//
本当に…君は、ご先祖様が大好きなんだね」微笑
ケイト「…だって…282年だよ?
歴史ある伝統で…踊りで……大好きな想いが込められてるんだよ…?
そんなの…捨てられるわけないじゃん。
それを見世物小屋みたいにお祭り鑑賞気分で来て、口先だけ出して。
それを正義とする下劣な催しだったら、最初から参加してない。
だから穢されたと怒った。帰ろうと考えた」
フィン「…そうだね」
ケイト「キタキタ踊りみたいに離れる人が増えてって廃れて男しか踊り手がいなくなればいいんだ(けっ)
私は家だけでする。
子孫に伝えるけど絶対参加させない。断固参加させない」
フィン「…うん。
気持ちを大分吐き出せるようになれたみたいで嬉しいよ^^
抱え込むよりはいい。今の方が安心できる」微笑&なでなで
ケイト「ん…//
…聞いてくれて…ありがとう」微笑
抱き締め合ったまま、想いを伝え合った。