第40章 果てのない悪意(闇)
フィン「僕達を侮辱されただけで狂ったように怒るし
ケイト「それは当然!!;」がばっ!!
テロップ『復活した!!』
起き上がったケイトへ向け、僕は一つ腕組をしたまま目を合わせて問いかけた。
フィン「……
君が抱く憎しみは闇、ならば光は何だい?」
ケイト「…フィン?フィン達?皆?希望?」
フィン「うん。そういう捉え方もあるね。
僕からすれば…君のように、何があったとしてもそれごと愛してくれる存在…
それこそが、僕にとっての『光』だ。
もし間違えば全力で止めてくれるし、何があっても信頼できる。
現に、今も…君という存在に助けれているからね。
こんなにも信心に溢れている人は、早々いない。
今あるものだけ、特に自分さえ大切にしてればいいと考える者もいる」
ケイト「でも!私は大して力にはなれて
フィン「君という存在に出会えたこと、傍にいてくれることこそが…僕にとって、何よりの助けなんだよ」左頬を撫でる
ケイト「!!」瞠目
フィン「だからこそ、さっきも言ったように…
人もパルゥムも捨てたものじゃない、と…そう想えたのさ、それも心からね^^//
二度も言わせないでくれ////」微笑&なでなで
照れ臭さを隠すかのように撫で回す中、ケイトは笑いながら頷いた。
フィン「気にしなくていい。君という道を歩んでいいのだと。
「あなたは、あなたの人生を歩めばいい」と…ただ、そう伝えたかった。
「あなたは…あなたの人生を歩みなさい」という神様の言葉(1423ページ参照)。
それには、それらの意図があるのだと思う。
そう教えたかったからこそ、大切にしないと罰が当たるというそれを与える為。
その場に居合わさせたんだとも思うよ。
そんな君だから救われた。
それと同じように、彼が彼だから救われた人もまたいるだろう。
君とは根本的に違う。相性も極めて悪かった。
冗談として受け流せるタイプじゃないからね、君は」苦笑
ケイト「うん。自信を持って言える!」
フィン「別に胸を張って威張るほどのことでもないように想うけれどね^^;」苦笑