第39章 闇を打ち払うもの
音速を超えるそれは、周囲に衝撃波と呼ばれる空気の層を生み出す。
しかし、それを結界で無効化したことにより…
ケイト「よし。
着地も離陸も、一切衝撃波は起きないね」なでなで←テスト中
「きゅうう♪」
先程前の怯えた様子がまるで嘘のように、すっかり懐いていた。
フィン「所で…名前はどうするんだい?」
ケイト「んー…きゅうきゅう鳴くからキューイで」
『!!?;』
フィン「それはドンにも同じことが言えるんじゃないのかい?」
ケイト「んじゃあどうしよう?」
「きゅ♪」すりすり
アイズ「…満足しているみたいだから、それでいいと思う」
ケイト「そうしよっか」
フィン「そんな安易な^^;」
ケイト「客車付ければ世界最速の移動手段になりそう」
道中で纏めた報告書、65階層までのモンスターと地図まで記されたそれはギルドを騒がせた。
未知のドロップアイテムも含まれており、魔石の純度(品質)も今までにないほどよかったのもある。
ただ、対象を幼くする状態異常など今までにないからこそという理由もあるのだろう。
6月4日(冒険者72日目)にかかった状態異常が解けたのが次の日(6月5日(冒険者73日目))の朝。
その昼、キューイと出会い、テイムし
ギルドに来訪したケイトとキューイによって得た騒がしさよりも、大いに賑わっていた。
帰還と共にギルドに直行し、テイムモンスターとしての登録を済ませ、宅配便としての役割を全うしていた。
だが…ホームに帰還すると共に待っていたのは……
フレイヤ「ケイト…受け取って//」
ケイト「重婚届はやだぞっ;」たじっ
フレイヤ「違うわ。この本よ」微笑←ケイトへ差し出す
ケイト「…?何これ?分厚い」首傾←受け取る
『魔導書(グリモア)!!!?;』ぎょっ!!
ロキ「それも最高品質やと!!?;」
ケイト「?何それ?」
ロキ「ケイトに持たせちゃあかん奴トップ3やんかあああ!!!;」
是非全ての順位を教えて欲しいね。
テロップ『3位:グリモア←えげつない魔法が発現しそうだから
2位:発展アビリティ「魔導」←これを持つ者は魔法の威力・持続時間・対象数・効果範囲などを強化、元々所有している魔法自体えげつないから(既に持ってる)
1位:魔剣←改造して今までに見たことのない威力にしそうだから』