第39章 闇を打ち払うもの
フィン「僕を殺す気かい?//」どっどっ!!
ケイト「?」きょとん←思わぬ言葉に目を丸くしてる
テロップ『重ね重ね言うが本人にその気はない』
フィン「誑しめ//天然タラシめ!///」
ケイト「???;」眉顰め&首傾げ
ラウルに指揮を任せて18階層で合流した後、一気に1日で50階層まで突っ走っていった。
その日の晩、馬車の中で一息つき
馬車内の執務室に似た空間で椅子に座り、会話した。
リヴェリア「本来なら往復1か月もかかっていたわけだが…随分と短く済むようになったな」
フィン「ああ。ケイトが来てくれて助かったよ」
ガレス「他の所に引き抜かれていたらと思うとぞっとするの;」
精霊王「そうじゃの。
そもそもがケイトの抱く闇は人がおるが故に植え付けられたもの『のみ』じゃ。
わしとしてもここでなければ闇が爆発して暴れ、手当たり次第に殺しておったじゃろうて」
『……………』
フィン「…何でいるんだい?」じと目
精霊王「ケイトのことが心配での?//
ほれ、わしにとっては孫じゃろう?//
これから産まれてくる子には『じいじ』と呼んでもらいたいし、世話はわしが是非してお爺ちゃんっ子になって欲しいからのお//」ドキドキ
フィン「気が早いよ;はあっ;(腕組)
第一、産まれるのはあと15日後だ」←1347ページ参照(5月31日)
精霊王「もう半月じゃろう!!?//;」
リヴェリア「あとひと月だと聞いていたが」
フィン「龍人化の成長速度増強(934,935ページ参照)は制御も完璧にしたことでもう影響もないそうなんだが…
一度、ブランシェの世界消滅を食い止める為に全開で使った影響からか成長が早まってね。
その上で残り1か月だったわけだが、その時からすれば∞/2に魔力が上がっただろう?
その影響もあってか、魔力をいくらでも食べれる。
ひいては成長速度が上がることに繋がったんだそうだ。
新婚旅行中に魔法は使用していなかったんだけれどね」
精霊王「わしが魔力を自然そのもの、空気を媒体にでも得られるよう刻み込んだせいかもしれんの。
《精霊王の祝福》に、《精霊寵愛》の全快の補佐だけでなく」←1193ページ参照
リヴェリア「不死ではなかったか?」
ケイト「二つが重ね合わさって得た効果が不死なんだよ」
リヴェリア「どういうことだ?」