第39章 闇を打ち払うもの
しかし、その騒動はある言葉を皮切りに終焉を迎える。
精霊王「ゲイ゛ドよ!!
お前は…お前はっ!子に嫌われたいかあああああ!!?」
ケイト「嫌だ!!」きっぱり
精霊王「ならば嘘でも言わんでくれええええ;」
ケイト「好きって言って抱き締めても
精霊王「いつ死んでもいいわああああああああああ!!!」滝涙&心と腹の底からシャウト
ケイト「……私…親になったら、ああなるのかな?;」
ロキ「まあ…心境の変化やないか?
その立場になってみればまた見方も変わるやろ。
うちらという環境のお陰で、怯えてばかりやったケイたんが随分と変われたしな^^♪」
ケイト「…うん^^」頷
そうして、一応後から来た4人にも伝えておくことにした。
ベートには後で、私が別に伝えておいた。
リヴェリア「闇との共存か?」
ケイト「ああ…
闇を打ち払うんじゃなく、一緒に生きることにした。
この感情は…憎しみだけは、どう在っても消えてはくれないから」左掌を広げて見つめる
ざわっ
眉間に皺を寄せながら身に闇を纏わせた。
闇が文字通りざわつき、髪を揺らし、辺りを冷たく感じさせた。
ケイト「それでも…
それでも…私は、皆と生きると決めたから。
皆なら信じられる。護りたいと思える。大切だと想っている。
愛しいし、大好きだし、何よりも愛している。
精霊王の森や精霊の森、それと同じぐらい…それこそ、家族のようにさ^^
だから…その確固たる意志が、全てを滅そうとする闇を許さなかった。
自分ごと殺した方がマシだと…それ以外、何も頭に思い浮かばなくなるほどに。
だからさ…そうなるまで向き合ってくれて、寄り添ってくれて…理解してくれて、何より…愛してくれて…本当に、ありがとう^^//
お陰で、どうにかできそうだ。
いや、共に皆と同じように寄り添うことが出来たよ」微笑
フィン「…助けになれたのなら何よりだよ」ふっ←目を伏せながら笑う
リヴェリア「ああ…
そう想ってもらえることが、それに繋がったことが…何より嬉しくすらある」微笑
ケイトを見つめながら口々に言い、微笑みかける中
ケイトもまた、闇の中でありながらいつものように満面の笑みを浮かべ、微笑みかけてきた。
まるで、もう大丈夫だとでも言うかのように――