第39章 闇を打ち払うもの
ケイト『互いを強め合いながら、強大な力とすることもできるはずだ。
龍人化の…外の魔力は内のを強めて、内の強められた魔力は外のを強めてを無尽蔵にって奴で…
常時発動型となったからこそ、無限大に近い魔力となり得た。
それと同じことを…今、ここでやろう。
なあ…笑う気持ちはわかんないけどさ。
大本(おおもと)は、同じだろう?』微笑
ぐるんっ
フィン「…○、か」
ガレス「正解ということじゃろうな」
ロキ「っつぅか…ちゃんと自己対話すればええ話やったんやな」
リヴェリア「決意表明のようなものだろう」
ケイト『ああ。そうだよ。
だから…力を貸してくれ。
いや、一緒に戦おう。闇も丸ごと、光という一つのそれとなって欲しい。
私達の本懐はただ一つ…
大切なものを誰一人として失わず、護ることだろう』
闇『ああ』
ケイト『なら答えは一つだ。これからやることもさ^^』
リヴェリア「闇を打ち払うもの…結局は…」
フィン「…ああ。
僕達という、自ら寄り添おうとする存在というわけだ」
ガレス「同じように闇と寄り添うことを選んだというわけか」
ロキ「闇ケイトってどんなんやろうな?
一度見てみたいけどブチ切れてる感じやとすると怖いなあ;
んー、悪(わる)ケイたんか」ぼそっ←顎に手を当てて考え込み中
三人『ぶふっ』
ロキ「何で揃って笑っとるねん;」眉顰め
フィン「いや…どうにも、想像がつかなくてね^^;」ただただ苦笑
リヴェリア「どう考えても必死に悪ぶろうとしているような光景しか見えん;」ぷるぷる笑←背を向けて腹を抱えている人
ガレス「わしも同じじゃ」ぶくくっ
ロキ「あ。無事光になったで!」
フィン「いつ電話を…ビデオ通話に変えたんだい?;目を話している隙に」
ロキ「見た方が早いやろ。
まあ…何にせよ、意気投合した結果…結託したっちゅうわけやな?」
フィン「そうなるね…
でも、どうあっても揺るがないそれを持てたようで安心したよ。
手当たり次第に世界ごと消滅させられたら堪ったものじゃないからね^^;」
ケイト『ご心配おかけしました』ぺこり←90度お辞儀
画面越しに頭を下げて謝るケイトに、私達は安堵と共に笑いかけ『気にするな』と声が被りつつも答えた。
そして…精霊王が指摘した問題点や真相を、そのままケイトへ伝え始めた――