第38章 お手伝い
フィン「信用無いなあ^^;」苦笑
ケイト「だっていつもそうして笑ってくるんだもの」むすーっ
フィン「済まない。だが僕が悪いんじゃない。君が可愛いのが悪いんだ」
ケイト「だからそこが意味わかんないんだってば、もうっ!;」ぷんっ!
ベランダで月明かりが差し込む中、正面に向かい合っていた。
顔を逸らすケイトに対して、僕は抱き締めながら耳元で愛の言葉を囁いた。
フィン「愛しているよ、ケイト…」ぎゅっ
ケイト「!!////
不意打ち、め///」ごにょごにょ
フィン「ケイトは…僕のことが嫌いかい?」不安そうな表情で両目を覗き見る
ケイト「……………嫌うわけないじゃん////」ぼそり←耳まで真っ赤
フィン「それはよかった^^///」心底嬉しそう
ケイト「ねえ…フィン//」
フィン「ん?//」
ケイト「ずっと…ずっと、一緒に居たいよ//(ぎゅうっ)←抱き返す
この家で…一緒に暮らしていきたいよ…
ちゃんと、家庭を築きたい」
フィン「!……」
ケイト「……ごめん、我が儘だよね!^^;
忙しいのわかってるし、大丈夫だから。ごめんね!忘れて!」あわあわ
フィン「………忘れないよ」
ケイト「!!」瞠目
フィン「……僕も…最近、同じことを考えていた。
七夕までには決着を付ける。待っていてくれるかい?」
ケイト「//…うん!//」
その日の晩…
オラリオから1km上空に位置する家で、一夜を過ごすことにした。
勿論、ヘルメス・ファミリアの仕事は全て終え、家を完成させた後のことだ。
ちなみに言うと、空中都市の土地自体は既に完成しており、伐採された木々もまた植え付けられていた。
下からはいつも通りの空が見えているらしく、異空間だから目に映らなくて当然とのことだ。
だが、下に位置するオラリオでの光景は全て丸見えで…
何か起こればすぐわかるほどのものだった。
あとは、建物類と環境を整えるだけ、か…