第38章 お手伝い
そして3階
ケイト「3階には壁に見せかけた引き戸から隠し回転扉!からの収納!
小さいからパルゥム専用だぜ!b」キラーン!
フィン「奥に魔法陣があるね、ポスターかな?
寝室にもあっただろう?」
ケイト「うん。
その魔法陣に魔力を流し込むと、家の者だと避難シェルターまで直通で行ける!」キラン
フィン「便利だね」
ケイト「おまけに外にも出れるぞ!!
転移陣が書き込まれてあるんだ!行き先は家の者だけが選べる!念じながら陣に手を添えればすぐ行ける!!」
フィン「!随分画期的だね(驚)←目を見張っている
所で…もう一つの戸に違和感を感じるんだが…」
ケイト「ああ。
敵から追われた時に3階に居たら抜け道の通路に逃げ込んで、引き戸になっている二枚戸を閉めてしまおう。
すると戸があった位置には別の通路が出てきて、そっちに逃げたのだと敵を撹乱させることができる。
そしてその先は牢屋。自動的に閉じ込められます!
これぞ極東の忍者文化、二枚戸だ!」キラーン
フィン「恐れ入ったよ…これは中々に攻め落とせない。
難攻不落、いや…迷路にもなり兼ねない。
ただの住居かと思えば…まったく。君にはいつも驚かされてばかりだ^^」くす
ケイト「私としてはいつもフィンに驚かされてるよ」
フィン「へえ?それは一体何にだい?」
ケイト「……////
教えてあげない//」ふいっ
フィン「!?;
ケイト、ここまで来て引くのは無しにしてくれ。
頼むから教えて欲しい」
ケイト「……わかった…
愛の言葉が…嬉しくて、初めてで…そんな言葉ばかりで…大切にしてくれてばかりで……
それが…喜ばしくて恥ずかしくて愛しくて…////
意図しない言葉の連続で、驚かされてばかりだよ//それ以上に嬉しくさせてさっ///」ふいっ
フィン「…くす」
ケイト「?」
フィン「そういうことか…ふふっ^^//」
ケイト「ほら笑った!;
だから言いたくなかったんだよ!;また子供扱いしてええ!;」ぷりぷり
フィン「違う違う。嬉しいんだよ、純粋に」微笑
ケイト「じとおおおおお)……本当?」
何でそんな目を向けてくるんだい?;←至って真面目
笑いかける中、じと目で睨んでくるケイトに…僕は苦笑するばかりだった。