第38章 お手伝い
アイズ「幅は20mぐらい?」
アスフィ「だとしても直線の水路で同様にした場合、50m単位でも景観を損ねますよ?」
ケイト「そうだね…430mだから5つかかっちゃう」
フィン「板ですれば光も防いでしまうね」
『うーん…』
ロキ「何やったら、橋を2つに減らしてロープネットみたいな格子状にしたらええんやないか?
怖がる奴には怖ない景色に見えるようスティックにでも機能つけて」
『それだ!!』
テロップ『ロキが珍しくまともだ!』
ロキ「何やと!?;」
ケイト「2つで20m幅、となると…直線の水路では130m区間になるね」
フィン「円状のものにかける橋はいっそガラス張りにしようか」
ロキ「おお!夜でも映えるな!」
ヘファイストス「でも高さはどれぐらいにする?
5mぐらいかしら」
ケイト「そのつもりでいるよ。
ただ階段を付けるとなるとそこも計算しないと」
ゴブニュ「それについてはわし達に任せてくれんか?
それよりも経営などのややこしい所を考えて欲しいのだが」
ケイト「わかった!
ギルドには私とフィンでロイマンに言いに行くとして…」
フィン「…寝耳に水なんだが;」
ケイト「期待してる!」ぐっ!
フィン「ははっ…^^;
力の限り善処するよ」苦笑
乾いた笑いを浮かべながら、相槌を打つ他なかった…;
ケイト「それよりも、アスフィお姉ちゃんにお願いが」
アスフィ「?何ですか?」
ケイト「えっと…50億ヴァリス渡すから、困窮して行き場のない人達を集めて欲しい」
『!!!!??』
アスフィ「……は?」唖然
ケイト「色んな国渡ってみたけれど、どこも表面上は綺麗に隠されてた。
でも…なんか、悲鳴っぽいのがそこかしこに聞こえてきたんだ。それもいい人なのに、騙されたりとかの嘆きも込みでさ。
昨日の内に世界中の魔力と自分のを繋げることで意識拡げて、目ぼしい所はリストに上げた。
瞬間移動で私が直接行って助ければいいんだろうけれど…私はまだ冒険者になって日が浅いし、余りに急速にLv.9にまで至ったもんで悪目立ちしている。
その人達の世間体も悪化しかねないし、後々大きな障壁や罅をその国や領主との間にまで残しかねない…表立って動けないんだ。
…頼んでも、いいかな?」おずおず