第38章 お手伝い
ケイト「あのさあ…全員タダに出来ない?;
入国料はやっぱり0で
アスフィ「いいわけがないでしょう!!?;
従業員の給料は?
収入もないのに一体どこから出すつもりですか!?」
ケイト「えっと…自分の財産から?;」おず
アスフィ「そんなので今後続いていくわけがないでしょう!!?
何でこう…自分の利益を一切考えないんですか!!?;」
ケイト「いや、だって…純粋に楽しんで欲しいし;」
アスフィ「従業員のことを考えなさい!!」
ガネーシャ「警備なら俺に任せろ!
俺が!!ガネーシャだ!!!」
ケイト「はっ!)私が!ケイトだあああ!!」
『言わんでいい!!!』
アスフィ「従業員の給料をどうするつもりですか!!?
係員だってタダで済むわけないでしょう!?」
ガネーシャ「うむ。警備込みで何とかしよう」
フィン「金の回りについてもまた話し合うとして…
大きな問題は別にある」
『?』
フィン「オラリオ上空に建てるとして、ギルドが黙ってなさそうだけれど」
ケイト「うーん。
ロイマンには世話になってるし、感謝してるから。
だから利益に関しても、やっぱり幾分かは納めておきたい」
フィン「?いつ世話になったんだい?」怪訝
ケイト「ギルドがあったから、冒険者が集う場があったから…私は、かけがえの無い人達と出会えた。
家族となれた。夫となる人と結婚できた。守ってくれる人に出会えた。
そのきっかけは…ここから始まったと思ってる。
だからさ、ギルドに納めるのは普通だと思ってるよ^^」
フィン「……(瞠目)
なるほど(微笑)
実に君らしい考え方だ^^」くす
アスフィ「それについてはギルドに申し出をしなければいけませんね。契約という形として」
ケイト「どうせなら同盟国ってことで互いに持ちつ持たれつで行きたいね。
ちなみに言うの忘れてたけどスカイボードの免許を取得した後は、下の結界をすり抜けて好きなエリアへと自由に飛んでいけるんだ。
ただし、人の多い場所から見て5m範囲内では使っちゃダメって規則があるからそこだけ注意しないとだけど。
念の為、緊急停止がかかる前に8m範囲内に入った時点で、予め警告音が鳴るようにしてるんだ」