第38章 お手伝い
ケイト「画像に映し出すから押すな!;戻れ!;」
『はーい』ぞろぞろ
フィン「はあ;ようやく解放された;」ほっ←胸を撫で下ろす
ケイト「ごめん;」しゅんっ
ボードの大きさに関しては均一、というのも…
ケイト「普段はスティックなんだ。
直径2cm,長さ9.5cmのね。
頭の直径1.4cm,長さ0.5cmのボタンを押すと、ボードに変形する」
ぽちっ←ボタンを押す
しゅんっ!!←スティック部分を軸にボードへ変形する
『!!!』
外見を見て受けた印象は、スケートボードの車輪を無くしたもののようだった。
ケイト「普段は空間魔法でスティック内に収納されている。
配布された本人でなければ展開できないし使用できない、きちんと認証機能も付属されている。
ボードの大きさは、長さは身長の半分,幅は靴のサイズ,厚さ5mm。
どんな外見のボードになるかは本人の想像力次第」
ロキ「ほおほお。んで乗り方は?」
ケイト「乗ろうと思いながらボードを前へ投げてからジャンプ!
すると、自動でボードが両足の下へ飛んできて固定される。
あとは乗った後で、周囲にある魔力を下に空へ飛ばしてくれる。
上へ行こうと思えば上へ行くし、下の床につくまで下へと思えば下へつく。
思いが強ければ強いほど急激に変化が現れるから注意ね。止まろうと思ったらきちんと止まってくれるし」
アイズ「降りる時には?//」キラキラ&ドキドキ
ケイト「降りようと思えばいい」
さっ←ボードが両足から離れる
ふわっ←ボードから放たれた魔力で床にそっと降ろされる
ケイト「そうすればこのように…
ボードが自分から固定してた両足から離れて、そっと魔力で優しく地面に降ろしてくれる。
それからスイッチを押す時にグリップ部分を握っていた掌に飛んでくる」
パシッ!
『おおおー!!!』
フィン「受け取るまで宙に待機してくれるんだね」
ケイト「うん!
教習場に関しては、空中都市内で初めてスイッチを押して使用しようとした瞬間に瞬間移動で送られるよう術式を組み込むつもり。
そうでないとホテルの屋上に辿り着くまで一苦労だし、自分に合ったボードの硬さもわかんないし、最適となる操縦法もわかんないままじゃ危ないから。
一応使用中は使用者ごと結界で覆う仕組みになってて、使用者とぶつかったものの安全も確保されてるけれどね」