第38章 お手伝い
フィン「あー、うん…
いや、情けないことに…彼女に嫌われて、生きていける自信が毛頭ない。
いや、彼女に嫌われるぐらいなら生きていたくはない」ずううん
ティオナ「初恋なんだよね、そう言えば」
リヴェリア「それで仕事が一切手に付かないとは…困り物だな」
そんな時、アイズがポツリと言い出した。
アイズ「ケイトって…本能?」
ティオナ「動物っぽいよね」
ガレス「言われてみれば…確かにそうじゃの」
思い返してみると…
ホワイト・ノヴァ発現時(黒竜対戦時)
ケイト『これ以上…命を奪うなあああ!!!』
ドラゴン・ソウル発現時(オッタル対戦時)
ケイト『必ず帰る!!!』
ドラゴニュート(龍人化)発現時(闇派閥対戦時)
ケイト『自分にとって何よりも大事な人達を!!侮辱、してんじゃねええええええええ!!!!!!!!!!!!』
ティオネ「激怒ばっかりじゃない?;」
フィン「あの時は嬉しかったね…
ケイトにとってそういう存在になれたことを知れたのは、とても喜ばしかった」微笑
リヴェリア「そうだな…(微笑)
そう言われてみれば…確かに、感情のままに行動しているようにも見えるな」
ケイトの行動一覧
ケイト『好きー^^//』
ケイト『楽しい!』きゃっきゃっ
ケイト『美味しい!』キラキラ
ケイト『幸せー!^^//♪』
ケイト『もっと居たい!』きっぱり&真顔
ケイト『大好きー!』瞑目笑み&ぎゅむぅー&すりすり
ぴょこぴょこと純粋に笑顔を向けて喜ぶそれに…愛玩動物が皆の脳裏をよぎった。
フィン「ま、まあ…それは言えてるね^^;」←笑みが引き攣っている
リヴェリア「彼女なりの愛情表現だろう。
ストレートに言って寄り添うしか表現の仕方を知らんのだ。
フィンに至ってはその反応を見る度に可愛いと抱き締めていたがな」ふふっ
フィン『ああもう!//本当に可愛いな!//こいつめえええ!!//』ケイトへハグッ!←最早日常
『!!!!;(【勇者】(フィン)が壊れたああっ!!;』←見慣れていない周囲の見解
フィン「好みのツボに入っていたんだよ。
知っているくせに言わせないでくれ;」しかめっ面
リヴェリア「ケイト自身はそれが嬉しくて仕方ないと言っていたぞ?」ふふっ
フィン「!本当かい?」ずいっ
その言葉に身を乗り出すと、逆に再び笑われた。