第38章 お手伝い
闇は…巨悪の力は、刻一刻と迫っていた。
それを知るのは、今からすれば次の日(6月1日)のこと。
時間軸が再び戻ります。
治療院、外出許可をくれたギルド、ヘファイストス、の順に回り
ディアンケヒト・ファミリア、ヘファイストス・ファミリアにもまた修業をした。
ディアンケヒト・ファミリアへの修業を終えた頃、ロキ・ファミリアはようやく長い長い修業を終えた頃だった。
ディオニュソスの所にもヘルメス・ファミリアのホームへの道すがら通りがかった為、土産物を渡してから修業を付けた。
そして最後にヘルメス・ファミリアに辿り着いた頃、日は随分と傾いていた。
勿論、土産物を渡した後で修業を付ける気だった。
その頃、ロキ・ファミリアでは新たに舞い込んでいた仕事に悪戦苦闘していた。
それは後述する。
ケイト「アスフィお姉ちゃーん!」
アスフィ「!ケイト?」
ケイト「はい!新婚旅行のお土産」
アスフィ「!…いいんですか?」
ケイト「勿論!」頷
アスフィ「ですが、まだランクアップ祝いのそれも与えては
ケイト「いいよ。
だってさ、アスフィお姉ちゃんは…初めてのお客さんだったから^^
オラリオのこと案内してもらって、二つ名とか、色々と教えてもらった!
初めてだったんだ。
関わり合いなんて、最初のはずなのに…そんな風に親身になってくれた人が//」微笑
アスフィ「…そうですか」微笑
ケイト「安過ぎるとか怒られた時はどうしようかと思ったけど^^;」
アスフィ「あ…あの時は、その…あまりにも良心的過ぎる価格だったので」
ケイト「でも緊急時には助かるでしょ?そっちの方がいいよ^^」にこ
アスフィ「…本当に自分のことは顧みないんですね」
ケイト「大丈夫大丈夫、副業なんだから助けになれればいい!
そう思って作ったんだからさ^^//」
アスフィ「……ヘルメス様に爪の垢を煎じて飲ませたいですね」しみじみ&嘆息
ケイト「またどっかに逃げたの?」
アスフィ「ええ。それも現在進行形で;」
ケイト「レーダーを贈ったでしょ?」
アスフィ「ええ。
それを逆手に取られて途中で軌道を変えるんです」
ケイト「なんてずるがしこい;」
アスフィ「いつものことです;」
『はああっ;』
アスフィお姉ちゃんだけでなく、ルルネなど他の団員まで肩を落として嘆息を零していた。大変そう;