第38章 お手伝い
Lv.8の魔法多数、物理攻撃無数…
それを炎属性の魔法としたそれは…えげつない威力で、この世の終わりを思わせる今までにない劫火だった。
最後、当たる瞬間までフィンによって背後から関節を押さえ込まれて一切動けず、離された瞬間にラウルにより自分の周囲に隙間なくいた皆と共に瞬間移動で離脱された。
勿論…完膚なきまでに魔法を食らった。
無詠唱で魔法を撃つには、一瞬とはいえそれに集中しなければいけない。
魂の力の解放も然り、一瞬という時間が必要になる。
結果として、死なないまでもそれ相応の傷を負い気絶。
負け判定を得ると共に、結界に組み込んだシステムによって全快させられた。
フィン「ケイト…やっとだ。
追い付いたよ。
皆の協力ありきだけれどね」微笑
ケイト「完璧に負けたー;←大の字で仰向けに寝転がる
魔力纏って強化するぐらいしか出来なかったなあ;
ベートがやたら当たりまくってたのは気付いてたけれど、まさかあんな魔法があるなんて知らないし;」
フィン「∞/2の魔力による強化の上、龍人化も常時発動しているからね。
遠慮なく思いっきり撃てるよう全力を注げたよ。
皆もよくついてきてくれた」微笑
ティオネ「団長のお陰です!//」
ティオナ「ケイトの【黙契伝心】とフィンの新たなスキルのお陰だね。
【統率者】だっけ?任意発動(アクティブトリガー)の。
自らが全体の指揮を執って息を揃える際、全体のステイタス超高域強化。
タイミングが完璧にあった時毎、その回数分全体のステイタス重複超域強化。
同恩恵を受けた者のみの場合、効果向上って奴!」
フィン「それは不用意に言わないでもらえないかな?^^;」
リヴェリア「だが、魔法が今までの何十倍もの威力に跳ね上がるのは助かる」
ガレス「お陰で結界が崩壊しかけたがの;」
アイズ「力もスピードも段違いに跳ね上がった」
ケイト「それチート!!;
私の【黙契伝心】と重ねたら無敵じゃん!;皆Lv.8だし!;フィンLv.9だし!;」
【黙契伝心】←951ページ参照
・連携を共にする者に対し全アビリティ能力、魔法及びスキル効力の高増幅、超高補正大。
・連携時における各動きの把握、視野と意思の共有。逆境時、強化補正倍加。
・同ファミリアにて連携時、各自【黙契伝心】の一時発現。補正効果は各Lv.に依存。