第37章 アイズの気持ち
ケイト「…ありがとう//」
フィン「ありのままの君をぶつけてくれ。
君が、僕達にそう望んだようにね(微笑)
それと…こういう風に吐き出すことこそが君のできていないことだと自覚して欲しい」
ケイト「……わかった」
フィン「溜まりに溜まった憎しみは、爆発しない内は害がないように見えるけれど…爆発した時こそが一番怖い。
些細なきっかけ一つで、いつ何が起こるかもわからないからね。手当たり次第に人を全て撲滅しかねない。
だから憎しみを感じた時に軽い気持ちで吐き出してくれた方が、僕にとっても君にとっても大いに助かる。
不快な気持ちにさせまいという君の気持ちや考えは分かるけれど、後々のことを考えれば損になるんだ。
…わかるかな?」
ケイト「…うん…よくわかった(こく)
不快なことを感じさせたとか、気にし過ぎるなってことだよね」
フィン「ああ」
リヴェリア「お前は気にし過ぎる傾向にあるからな」
ケイト「…と言うか…運がよくなってどうなるんだろう?」首傾
ガレス「それは遠征の時になればわかるのではないか?」
ケイト「うーん…レベ上げしたいと思えば怪物の宴が山のように雪崩れ込んできたり?」
フィン「それは大変なことになりそうだね^^;」
リヴェリア「どこへ行ってもモンスターの山か」
ガレス「最終的にはモンスター同士が合体して新種の階層主ができたりするかもしれんの」
ロキ「縁起でもないわ!;やめい!!;
っつぅかケイト!;もう1回お祓い行くで!!
伝手頼ってお祓いしてもこれって…負けるかあああ!!」
『どおどお』
ケイト「いずれにしろ避けられない事なんだと思う」きっぱり
ロキ「そういう問題ちゃうわ!!;」
ケイト「あのね。
どんなに理不尽に見えても、神様や主護霊様は乗り越えられるって信じてお与えになってくれてるんだよ?
その試練を乗り越えて、より高みへ辿り着いてくれるって…信じて与えてくれてるんだ。
だから…私はちゃんと学びたい。何でお祓いが効かないかも込みで。
それが神様とのこの世界で生まれる前に交わした約束だし、その上で死ぬまでの道筋をきちんと全て決めた上で転生させてもらったわけだから…」真剣
ロキ「……ホンマ…お前のような糞真面目な奴は早々おらんやろうな…はあ;」嘆息
ケイト「糞は余計だよ;」
そこで僕達の会話は終了した。